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今、 個の変量を含む変数群
と 個の変量
を含む変数群
があるとする。印象語からの絵画の
検索の場合には、
が印象の表現ベクトルに対応し、
が画像特徴ベ
クトルに対応する。2章で述べたように、学習用のデータ
に対
して、正準相関分析では、線形変換
で写された2つの新変量群間の相関行列のトレースの絶対値が最大となるような係数
行列 および が求められる。最適な係数行列は固有値問題
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(420) |
あるいは、
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(421) |
の解として求まる。ただし、 は、固有値を
対角要素とする対角行列であり、
である。このとき、係数行列 と の間には、
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(423) |
という関係が成り立つ。また、 は、正準主成分
および
の次元で、係数行列として固有値の大きいものから順に 個取られる。
このとき、変量
および
の統計量は、
となる。従って、
から
へ、あるいは
か
ら
への線形回帰式は、
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(425) |
で与えられる。
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Takio Kurita
平成14年7月3日