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絵画への自動的な印象語の付与

図 9.10: 印象語の推定
\begin{figure}\begin{center}
\psfig{file=images/fig-9.10.eps,width=150mm}\end{center}\end{figure}

さらに、正準相関分析の結果は、未知の絵画に対してその利用者が感じるであろう印 象語を推定するために利用することもできる。これは、自動的な索引付けと考えるこ ともできる。印象語を推定するための具体的な手順は次のようになる(図9.10)。

印象語推定の手順
  1. 絵画の画像特徴 $\mbox{\boldmath$y$}$ を抽出する。

  2. $\tilde{\mbox{\boldmath$x$}} = C H^{1/2}\hat{A} \Lambda \hat{B}^T M^{-1/2} D^T
\mbox{\boldmath$y$}$ により印象ベクトルを推定する。

もし、正規化空間の次元が full-rank まで取られており、しかも、正準相関分析の 次元も full-rank まで取られているとすると、これは、学習用のデータに対して最 小2乗法により $\mbox{\boldmath$y$}$ から $\mbox{\boldmath$x$}$ を推定するための線形重回帰式を構成した ことと同じになる。



Takio Kurita 平成14年7月3日