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最急降下法

最急降下法は最も簡単な最適化法であり、目的関数の1次微分に関する情報のみを用 いる。更新前のパラメータの推定値を $\mbox{\boldmath$\theta$} =
(a_{11},\ldots,a_{JI},b_{11},\ldots,b_{KJ})^T$ とすると、最急降下法によるパラメータの更新式は、対数尤度の1次微分 $\nabla l$ を用いて、

\begin{displaymath}
\mbox{\boldmath$\theta$}^* = \mbox{\boldmath$\theta$} - \alpha \nabla l
\end{displaymath} (233)

で与えられる。ここで、 $\mbox{\boldmath$\theta$}^*$ は更新後のパラメータの推定値である。ま た、 $\alpha$ は、学習率と呼ばれるパラメータであり、降下量を制御するために用 いられる。



Takio Kurita 平成14年7月3日