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本章のまとめ

本章では、統計的手法のデータ圧縮への例として、カラー画像の BTC アルゴリズム を提案した。そのアルゴリズムは、必要な計算量が少なく、また、記憶領域もそれほ ど必要無いので、マイクロプロセッサなどにより簡単に実現できる。また、画像の輪 郭線などの目につきやすい画像特徴を保存するような符号化法である。

さらにデータの圧縮率を向上させるには、濃淡画像の BTC に対して提案された方法 を [4,23,115,170,175] を用いることができるで あろう。また、復元画像の品質を向上させるには、離散コサイン変換などの方法と組 み合わせることが可能である [118]。



Takio Kurita 平成14年7月3日