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前立腺がんの腹腔鏡手術

<体の負担が少なく回復の早い手術です>


 

 

 内視鏡で前立腺を摘除する手術です。下腹部に穴をあけて、炭酸ガスでお腹を膨らまし、内視鏡や手術器具を入れてテレビモニターに映し出された映像を観察しながら複数の医師が行います。開腹はお腹を大きく切らなければならないため体の負担が大きく痛みが強いのが欠点です。一方、腹腔鏡手術は炭酸ガスの圧力が出血を防ぎ、傷が小さいため体の負担が軽く、術後回復が早い利点があります。腹腔鏡の拡大視野のもとに手術ができるためより確実にがんを取り除くことができます。尿禁制や性機能保持にもすぐれた手術です。当科では2009年から多数の患者さんに前立腺がんの腹腔鏡手術を行っており良好な成績を収めています(手術時間3時間、入院期間術後1週間、PSA再発5%)。最近は、勃起に必要な神経に傷を付けず、勃起力を温存する手術法も行っています。

portprocedure

ポート(お腹にあける穴)の位置    左上:トロカー(ポートに設置する器具)
                   左下:鉗子(ものをつかむ器具)、ハサミなど
                   右下:実際の手術風景 

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        後腹膜鏡下前立腺全摘除術

前立腺の前面にある血管を前立腺・尿道移行部で結紮(出血しないよう締める操作)します。
前立腺と膀胱を切離した後、先ほど結紮した血管を切断、さらに尿道を切断して組織を回収します。

腹腔鏡下腎部分切除術

<腎細胞がんを腹腔鏡を用いてがんだけを取り除く手術です。根治性に優れる上に、体に優しく、腎機能を保つことができます。 >

 腎細胞がんの手術は、がんがどんなに小さくても病気の側の腎をまるごと取り除く全摘除がこれまでの標準的治療でした。腎は左右2つあるため、1つをとってもその後の生活には差し支えないと考えられていたからです。しかし全摘除は、がんの部分のみ切除する手術(部分切除術)に比較して慢性腎臓病を引き起こしやすい、心血管系の問題を生じやすい、生存率が悪い、などの欠点があることがわかってきました。このため最近は7 cm以下のがんに対しては部分切除術が標準となっています。

 部分切除術は一時的に腎に血液が流れないよう処置(小さな器具を用いて腎動脈を締める)をした上でがんを切除し、残った正常な腎組織を縫い合わせた(縫合)後、腎動脈の血流を再開させる手術です。開腹と腹腔鏡による2つの方法があります。開腹はがんの切除と縫合が容易ですがお腹を大きく切らなければなりません。このため体の負担が大きく痛みが強いため回復が遅いのが欠点です。一方、腹腔鏡手術は体に優しく回復が早い利点があります。当科では2002年から腹腔鏡を用いて多数の患者さんに部分切除術を行っており良好な成績を収めています(腎動脈阻血時間20-25分、非再発率98%)。

portprocedure

    ポート:お腹にあける穴        左上:トロカー(ポートに設置する器具)
                       左下:鉗子(ものをつかむ器具)、ハサミなど
                       右下:実際の手術風景          

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    後腹膜鏡下右腎部分切除術

腎動脈を一時的に締めて(阻血)がんを切除した後
正常腎を縫合、阻血を解除、がん組織回収。