街路樹から地産地消の熱エネルギー普及に向けて
−現状と課題、可能性−

 

 

趣旨:化石燃料の消費を削減し再生可能エネルギーを普及することは、温暖化ガスの排出を削減し、持続可能な社会を作るために喫緊の課題です。しかし、化石燃料の大量消費を前提に効率化が進んだ現代社会に於いて、発展途上の再生可能エネルギーを使った社会システムを普及していくことは容易なことではありません。08年の木質ペレットプロジェクトのシンポジウムでは、東広島市周辺では森林から多くの木質バイオマスをすぐに得ることが難しいが、東広島市の市道の街路樹剪定枝などは無料で市の焼却場で処分されていることが分かりました。最近、安価で木質ペレットが輸入されだしており、森林から地産地消の木質バイオマスを得ることはさらに難しくなってきています。街路樹の剪定枝は量は限られていますが、どこでも排出されており、これが燃料として利用でき普及すれば、地産地消の木質バイオマスの認知度が上がり、化石燃料の価格が高くなった場合などには、容易に森林からのバイオマス利用に繋がると考えました。今回のシンポジウムでは、街路樹の剪定枝などの熱利用について、現状と課題、可能性を検討することを考えました。

年月日:2011年2月19日(土)13:00〜17:20

場所:広島大学文学部(B204講義室:リテラ)
        

  シンポジウム内容  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・配付資料

         開会挨拶 シンポジウムの趣旨説明 

第1部 街路樹を用いた木質ペレットについての簡便な安全性検査手法の開発
       
剪定枝試料の採取と処理について…佐藤高晴(広大総科)
    
剪定試料の重金属分析について……佐久川弘・近藤宏壮・竹田一彦(広大生物圏)
      ・磁気分析と簡便な安全性のモニタリング………佐藤高晴(広大総科)
      第2部 剪定枝のエネルギー利用−先進地の現状は?

      ・高速道路伐採木を用いたペレット燃料のリサイクルと今後の課題
                              …… 谷井敬春(NEXCO 中日本) 
       剪定枝燃料による木質バイオマスボイラの事例………岡本利彦(トモエテクノ)
    
  ・木質バイオマス導入の工夫………………………………大場龍夫(森のエネルギー研究所)

  
    第3部 東広島での剪定枝エネルギー利用に向けて−課題と可能性
     ・総合討論……………………………………………………………………松村幸彦(広大工)