| 両生類研究施設では暖房設備を整え水槽内の水温を25℃から27℃に設定しています。また、除湿機 空気清浄機を完備させ病気の発生を防ぐなど衛生管理にも気を付けています。 |
| < 飼育に関しての注意点 > |
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出来るだけトロピカリスのみを飼育できる場所を確保し人の出入りを制限することにより病気の感染を防御します。 |
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出来る限り毎日、カエルの観察を行う。
毎日 観察を続ける事によりトロピカリスの習性を理解し日々の変化を見逃さない為、病気の早期発見へとつながる事になります。 (両生類は比較的環境の変化に弱く、自らの病気をあまり目立った形で症状として表さない場合が多い生物です。目立った症状が表われた時には既に手遅れの場合もあり、日頃から病気にさせないよう飼育、管理が必要となります。)
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トロピカリスはナイジェリアの熱帯雨林に主に生息しているカエルですので水槽内の水温は25℃〜27℃が理想的です。その為室内の温度や水温管理など、温度管理が重要となります。又、室内のカビの発生は病気を発生させる原因にも成りえますから湿度管理も必要となります。更に飼育室内で使っている用具等を不衛生にしておくことが病原菌を更に増殖させます。日ごろから衛生管理面に気を配ることも重要です。 |
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毎日の天候、室内の気温、水槽内の水温(水温計にて計測)、室内の湿度(湿度計にて計測)などをノートに記録していくと良い。 ( 注意:室内の気温, 湿度の計測、水槽内の水温の計測は飼育室内の各場所により飼育条件が異なる(水槽の位置や日光が当たる位置などにより)ので出来るだけ各設置場所にて計測し 飼育条件を一定に保てるよう工夫していきます。) |
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カエルを元気に飼育させていくには水がとても重要です。飼育水の中に異物が混入していたりサビが浮いていたりなど無いように日頃から水質には十分、気を配ることが重要となります。又 塩素を抜いた水で育てる事も重要となります。 |
| < 餌について > |
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両生類研究施設ではうなぎを成分とした人工餌、浮き餌(浮いた状態がしばらく続きますので水が汚れにくい)を週に2回やり 又 栄養分の高いこおろぎも独自で飼育施設を管理運営しておりますので週に1回使用しております。成体の場合餌は2日から3日に一回程度 人工餌の場合は一匹に対して5粒程度やり (成体に近くなるとあまり食べなくなります)、最初は少なめ、次第に増やし残さない程度にやって下さい。 |
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注意:環境が変わると最初はあまり食べないかもしれません。 |
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両生類研究施設ではおたまじゃくしの餌にはセラミクロンを使用し、小ガエルの場合は別の粒状の人工餌と小粒のこおろぎをやっています。子カエルの場合は非常に食欲が旺盛で毎日餌をやり毎日水換えを行っています。えさやりが不足していた場合共食いをする場合がありますので 一日に2回 餌をやる事もあります。 |
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注意:小カエル用の粒状の人工餌は水がかなり汚れます。 |
| < セラミクロンについて > |
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植物タンパクを豊富に含むスピルリナを主原料としている粉飼料で卵生魚の稚魚専用のパウダーフードです。 |
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メーカー名:(株)セラジャパン TEL 045−478−5202 |
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成体のカエルに使っている餌 品名→ うなぎ浮き餌仕上げ用→ うなぎを成分にしています。 |
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製造元:日清丸紅飼料株式会社 東京都中央区日本橋宝町4丁目5-1 |
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小カエルに使っている餌 品名→ 蛙用飼料 XLNo1〜3 5Kg/缶入り |
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製造元 オリエンタル酵母工業株式会社 TEL 03−3968−1192
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仲介業者 (ここに注文しています) |
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株式会社 広島実験動物研究所 TEL:0829-38-2800 FAX:0829-38-2131 〒 738-0053 広島県廿日市阿品台5丁目2-27 |
| < 水換えについての注意点 > |
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飼育(水換え)を行う前の手洗いは殺菌用石鹸で丁寧に洗浄して下さい。 |
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水道の蛇口等が汚れていたりした場合も同様に殺菌を行ってから(殺菌用石鹸を使い)洗浄する。 |
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(注意:手洗いには殺菌用石鹸は使用しますが用具の洗浄等には洗剤は一切 使用しない事) |
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手洗いを行った後 カエルの様子を確認 飼育室内の各温度や湿度を確認 記録していきます。 |
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(注意: カエルに異変が見つかった場合 敏速に対応します。万一病気のような症状が発生した場合の対応 参考事項は別紙に記載しています) |
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飼育水の塩素(カルキ)が抜けているか最初はチェックが必要です。特におたまじゃくしの場合、誤って塩素を抜いていない飼育水を使用した場合、数時間で全部 死亡します。飼育水を前日に準備する場合、ハイポ(チオ硫酸ナトリウム)を決められた分量(1粒→20・)忘れずに入れて下さい。 |
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汲み置きのバケツにハイポを入れた後 印(シールなど)をしておいても良い。 |
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塩素(カルキ)が抜けているかチェックする為の製品も利用出来ます。 |
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参考事項:水質の簡易分析製品 パックテスト |
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パックテストは最も簡易な水質分析器具です。ポリエチレンチューブの中に融合された試薬が封入され、簡単な操作で分析用試験紙などに比べ低い濃度が測れます。 |
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製造元:(株)共立理化学研究所 〒 145−0071 東京都大田区田園調布5−37−11 TEL:03-3721-9207 FAX:03-3721-0666 http:/kyoritsu-lab.co.jp |
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飼育水のチェック後に カエルに餌やりを行います。 |
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餌をやって20分〜30分程度 経ってから水換えを開始します。 |
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(注意:カエルに人工餌をやってから長時間そのままにしない。半日以内には水換えを開始する) |
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水換えは定期的に便乗に行って下さい。水槽内にはカエルの排泄物 食べ残しなどがありますので(出来れば週に2回〜3回程度)特に水槽内がヌルヌルした状態になる前に洗浄してください。 |
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水槽内は専用のスポンジで洗浄しヌルヌルした感触がある所や黒ずんだ場所などを入念に洗って下さい。
専用のスポンジは→・水槽や用具を洗浄するもの、・飼育水をためておくバケツ等を洗浄するもの、・流し台を洗浄するものと別々に分けて使用し別々の容器に保管される事をお勧めしております。 |
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( 注意: 流し台を洗浄したスポンジで水槽や汲み置きのバケツを洗う事がないように気をつけます。) |
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水槽を洗浄後 飼育水を入れていきます。 |
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両生類研究施設では 水槽1個(水―20・仕様)につきトロピカリスを約15匹から17匹程度入れ約9リットルの飼育水を使って飼育しております。小さめの水槽にカエルをたくさん入れて飼うなど詰め過ぎは育成に悪影響を及ぼしますので注意が必要です |
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注意:(成体になったトロピカリスが最もリラックスしている状態は水際に立った様な状態です。その為水槽に対する水の高さ(水を入れすぎない事)が必要です。) |
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水換え終了後は使った用具や流し台など こまめに洗浄し用具は清潔な場所に干すなど保管と管理をきちんと行います。 |
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飼育水を汲み置きしておくバケツを洗浄する場合もバケツの底や側面にヌルヌルした感触がないか確認しながら専用のスポンジをつかって洗浄する |
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参考事項:両生類研究施設では水槽に砂石を適量いれて飼育を行っております。 |
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これは下記の様に・水槽内の水質を安定させる為、・水の汚れを出来るだけ軽減する事、・カエルにかかるストレスを軽減させる効果をもっています |
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使用飼育用砂 品名 砂の王様 → 両生類の飼育に適した砂石で使用中は水質を弱酸性から中性に安定させる効果があります。 |
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注意:使用前には白く濁った水になりますから、十分な水洗いを行って下さい。 飼育中は水と共に砂も一緒に洗浄を行って下さい。 |
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補足:砂石はホームセンターなどに売っています。 |
| < その他 > |
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水換えの準備の為に ためた水は1週間以内のものを使って下さい。 |
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万一病気のような症状が発生した場合、敏速にカエルを別の清潔な水槽に移し(出来るだけ正常なカエルと離す)隔離しなければいけません。その際 水量 1リットルに対して0.3%〜0.5%の食塩水を作り(例:8・の水→食塩24g)カエルを入れて対応(しばらく様子を見る)してみて下さい。 |
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注意:・食塩の分量は絶対に間違えないこと、・特に病気が発生した場合はいつも以上に手洗いや水換えに使う容器などを丁寧に洗浄する、・隔離した病気の水槽のカエルは毎日水換えを行う。 |
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日常の観察の中で頻繁にどの水槽にも似た様な病気の症状が発病したり 更に悪化して何匹か死亡する場合 感染症 が疑われます。 |
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(感染症の続発を未然に防ぐため 食塩を入れるなどの処置後、回復の見込みがないと判断した場合は病気のカエルを早めに処分する場合があります)
特にカエルを大量に飼育している場合は水換えの際に使う 汲み置きの飼育水にも食塩を入れて対応(水換えを行う)しなければいけません。
例:汲み置きの飼育水:水 120・入るバケツ→360gの食塩を入れます。
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所属名: 広島大学理学部附属両生類研究施設
飼育担当: 西山純子
住所 : 東広島市鏡山一丁目3番1号
電話: 082-422-7111 (代表)
082-424-7328 (両生研事務) 内線 2900(西山)
FAX: 082-424-0739
電子メール: jkmoon@hiroshima-u.ac.jp
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