広島大学大学院文学研究科
比較論理学プロジェクト研究センター
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哲学・インド哲学「論文ゼミ」の記録


2012年度(前期) 第14回
哲学・インド哲学 論文ゼミ
発表日:2012年07月27日(金9・10時限,B201)
発表者:藏敷壮志(B4)
発表題目:ウィトゲンシュタイン前期思想について
配付資料:A4, 2頁
プロトコル:指山藍佳

1.発表要旨

 発表者は,卒業論文においてヴィトゲンシュタインの後期思想における「言語ゲーム」の概念を取り扱いたいと考えている.ヴィトゲンシュタイン後期思想は,彼の前期思想を否定することの上に成り立っている部分が多く存在する.そのため,本稿では「言語ゲーム」の概念が登場する中期及び後期の思想を理解する土台にするため,『論理哲学論考』(1921)に即して前期思想のポイントを述べる.まずその前提となる論理的原子論,次に命題と文の区別を名辞の結合として説明する.さらに「写像理論」を図を用いてまとめ,最後に恒真命題と矛盾命題について述べる.


2.質疑応答

[問]2ページ9行目の「言語の最終要素」とはどういう意味か?

[答]言語をそれ以上分割できないものという意味.

[問]直前で発表内容を変えたと言っていたが,変える前はどういった内容だったのか?

[答]卒論で扱う予定の「言語ゲーム」についての内容だったが,ウィトゲンシュタインの前期思想について理解が不十分だと感じたのでまとめた.

[問]「写像理論」では,言語は実在するものに対応して作られたということか?

[答]そうだと思う.

[問]ウィトゲンシュタインは「写像理論」を「言語ゲーム」によってどう乗り越えていくのか?

[答]言語とものの1対1対応ではなく,言葉の使われ方によるものになる.




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