Mantle Dynamics
 
 
 
マントル対流
地殻やマントルを構成する岩石は固体ですが、長い時間をかけたり、強い力を受けると粘土のように元に戻らない変形(塑性変形)をし、流れて動きます。このため、力学の目で見ると、岩石も水や空気と同じように流れる物体(流体)として扱うことが出来ます。ところで、地球の内部は放射性元素の崩壊による熱で暖められ、外側からは冷やされる状態になっています。このため、マントルも風呂の湯や味噌汁と同じように対流運動を起こします。 ただし、岩石は粘りけが非常に大きく、ゆっくりとしか動けません。しかし、岩石は熱伝導率がとても小さいです。そのため、マントル対流は、熱伝導だけで輸送できる熱より数10倍くらいも多くの熱を地球内部から運び出しています。ところで、マントル対流は地球内部で起こるほとんどの地学現象の原動力です。マントルはとても複雑な物理的性質を持つので、複雑な様相を持つ対流運動が起こります。様々な地学現象が、マントルのどのような物理的性質と関連があるのかを調べるのが私たちの研究です。
 
目次
NOTE: 専門的なテキストや参考書・ READING: 読み物や書籍・ RESEARCH: 私の研究紹介・ PROGRAM: マントル対流数値シミュレーションのプログラム・PICT.: マントル対流・プレートテクトニクスの画像
 
 
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Tomoeki Nakakuki’s
Mantle dynamics web page
 
Left top: stagnant slab
Left bottom: 3-D plume initiation
Right: thermal blanket effects