留学希望者へ

 

Last modified 2019/08/27

 




これまで,以下に示すような趣旨で留学生の受け入れを行ってきましたが,大学や僕を取り巻く環境の変化に伴い留学生の受け入れが困難になってきました。大変申し訳ありませんが,受け入れ態勢が整うまで,しばらく留学生の受け入れを休止させていただきます。申し訳ありません。(なお,これはあくまでも僕の研究室の方針ですので,大学全体の方針とは異なります。ご了解ください。)





【留学生の受け入れについて】

当研究室は、言語学(認知言語学)的観点から英語、日本語、その他の言語現象に関して研究を行う留学生の受け入れを行っています。いわゆる日本語学校ではありませんので、日本語の上達や日本に滞在することのみを目的としている留学生は受け入れません。日本語会話の上達を目的としている方は他の学校をあたってください

 

【研究について】

当研究室は、言語学(言語現象を科学的に研究する学問分野)を専門に研究する研究室です。そして、大学院は主に研究者を養成する機関です。そのため、当研究室に所属する学生は主体的に研究を行い、その研究成果を学会で口頭発表することや論文として刊行することが求められます。

 

【留学方法について】

当研究室に留学する方法は、主に次の2つの方法があります。どちらを選ぶかは、あなたの日本語力と言語学の基礎知識によります。

1.研究生として入学する

  外国人研究生制度

2.入学試験を受け正規の大学院生として入学する

  外国人留学生特別選抜

 

【外国人研究生 受け入れ条件】

以下の条件は広島大学としての公式なものではありませんが、当研究室に外国人研究生を受け入れるにあたっての、最低限の僕からのお願いだと理解してください。

・定員

規定では、外国人研究生に定員はありませんが、当研究室では原則として年間1とします。
  今後の受け入れ可能人数:
    
    現在,募集は行っておりません
   

・大学院受験

当研究室で受け入れる外国人研究生は、一年間研究生として在籍した後、大学院を受験し正規の大学院生になることを目指す学生のみとします。

【注意】原則として、一年以上外国人研究生として在籍してください(言語学の予備知識が十分にあり,日本語力が特に優れている場合に限り例外を認めます)。ただし、大学院に合格できなかった場合には最大で一年間研究期間の延長を認めます。それでも合格できなかった場合には、残酷なようですが、帰国してもらうことになります。

・修業年

16年間以上の公教育を受けていること。特に,大学で4年間教育を受け学位(diploma)を授与されていることが必要です。

・言語学の基礎知識

当然のことですが、当研究室では言語学を研究することになります。必要最低限の言語学に関する知識は必要です。少なくとも、言語学の授業を一度も受けたことがない、言語学関連の本を一冊も読んだことがないというのでは困ります。必ず言語学の勉強をしてきてください。(注意:言語学とは、語学の授業で習う“文法”のことではありません。)

・日本語力

これも当然のことですが、日本に来たら、すべて日本語で生活しなければなりません。そのためには、最低限、日本語能力試験N1級140点以上は必要です。その上、研究生になったら、たくさんの日本語の本や論文を読まなくてはなりません。自らの論文も日本語で書かなければなりません。留学前に、日本語を速く正確に「読み」「書ける」トレーニングをしてきてください。もちろん、高い日本語力がないと大学院にも合格できません。

・英語力

言語学を研究するためには、どうしても英語の論文や本を読まなくてはなりません。つまり、英語で文章が読めないと研究ができないのです。このような事情ですので、英語に関しては、最低限、TOEIC 800点,TOEFL iBT 88は必要です。事前に必ずTOEICまたはTOEFLを受験してください。英語を話す力は後回しでもかまいません。

・アルバイト

当研究室では、国籍を問わず、アルバイトは禁止です。理由は、勉強が忙しくてアルバイトをしている時間はないはずだからです。それぞれにいろんな事情があると思いますが、当研究室では、基本的に本気で研究に専念する覚悟のある人だけを受け入れたいと思っています。

 

※上記の項目を全て理解した上で研究生になることを希望する者は、履歴書研究計画書志望動機書akimachida(at)hiroshima-u.ac.jpに送ってください。【注意】僕から研究生としての受け入れが「承諾された」または「内諾を受けた」場合でも、その後の書類審査に通過しなければ研究生としての入学は許可されません。

 



【大学院生受け入れ条件】

以下の条件は広島大学としての公式なものではありませんが、当研究室に外国からの大学院生を受け入れるにあたっての、最低限の僕からのお願いだと理解してください。

・大学院入学試験

16年間以上の公教育を受け,大学で学位(diploma)を授与されていることが必要です。また,当然のことですが、大学院に入学するためには選抜試験に合格する必要があります。研究生に対する優遇措置はありません。実力で入学試験にパスしてください。

・言語学の基礎知識

これも当然のことですが、当研究室では認知言語学を研究することになります。必要最低限の言語学(特に、認知言語学)に関する知識は必要です。少なくとも、認知言語学の授業を一度も受けたことがない、認知言語学関連の本を一冊も読んだことがないというのでは困ります。必ず認知言語学の勉強をしてきてください。

・将来の進路

当研究室で受け入れる外国人大学院生は、大学で言語学(認知言語学)の研究者になることを目指している人に限りたいと思います。これ以外の職業に就きたい人は、おそらく他の研究室に行ったほうが本人のためではないかと思われるからです。留学を決める前に将来どういう職業に就きたいかしっかり考えておきましょう。

・日本語力

当然のことですが、日本に来たら、すべて日本語で生活しなければなりません。そのためには、最低限、日本語能力試験N1級140点以上は必要です。その上、大学院生になったら、たくさんの日本語の本や論文を読まなくてはなりません。自らの論文も日本語で書かなければなりません。留学前に、日本語を速く正確に「読み」「書ける」トレーニングをしてきてください。

・英語力

大学院で研究するためには、どうしても英語の論文や本を読まなくてはなりません。つまり、英語で文章が読めないと研究ができないのです。このような事情ですので、英語に関しては、最低限、TOEIC 800点,TOEFL iBT 88点は必要です。事前に英語の文章を正しく読む力をつけてきてください。英語を話す力は後回しでもかまいません。

・母語

将来、職に就くときに武器になるのは、あなたの母語です。例えば、中国からの留学生だったら、中国語と日本語ができることが強みになるのです。どちらか一方では、武器にはなりません。日本語だけでなく母語の文法について関心を持つようにしてください。

・アルバイト

僕の研究室では、国籍を問わず、アルバイトは禁止です。理由は、研究が忙しくてアルバイトをしている時間はないはずだからです。それぞれにいろんな事情があると思いますが、当研究室では、基本的に本気で研究に専念する覚悟のある人だけを受け入れたいと思っています。そこまで気合を入れて研究しないとなかなか就職できないのです。

 

※上記の項目を全て理解した上で大学院入学を希望する者はakimachida(at)hiroshima-u.ac.jpまで連絡ください。