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Last modified 2011/11/15

 

認知文法研究会の特徴
  

 本研究会は、通常の学会にないユニークな研究発表、意見交換の場を提供したいと考えています。そのため、プログラムの構成も内容も通常の学会とは異なります。以下、プログラムの趣旨を明らかにしておきます。

 

 

論文レビュー(第一発表)の趣旨

  レビューアーの思い入れのある論文や、逆に、問題だと感じている論文を通して、認知文法の主張の発展性や可能性、逆に、その問題点を検討する機会としたいと思っています。当然、誰もが感じている認知文法の難解な主張に対する疑問点や不明瞭な箇所などについて議論することを通して研究者間の共通理解が達成されることも期待されます。

 

 

研究発表の趣旨

  通常、研究者のスタンスや研究の動機、目指す方向性などは、学会の研究発表や論文などでは明らかにされることはありません。書籍を執筆する場合を除き、実際に研究を公にする際には、研究の本筋、つまり幹の部分だけ伝え、その枝葉は切り落とし、幹を支える根について触れないのが普通だからです。

  本研究会の研究発表では、具体的な言語現象の分析を通して、この言及されない部分、つまり、普段はあまり表面に出てこない研究者の研究スタンスについて、語り合う機会がもてたらと思っています。