スペイン・ラテンアメリカ映画情報(広島)



このコーナーでは、広島で上演されるスペイン・ラテンアメリカなど、スペイン語に関連のある 映画情報をお知らせします。



女王フアナ
監督 Vicente Aranda(ビセンテ・アランダ)
主演 Pilar Lo'pez de Ayala(ピラール・ロペス・デ・アラージャ)
場所 サロンシネマ
日程 2004年7月10日〜7月23日
舞台は16世紀スペイン。イサベラ女王の娘フアナは、 その美貌と王女にふさわしい立派な振る舞いから、誰からも慕われる。しかし、 夫の不貞に悩み、やがてその言動にはおかしなところがみえはじめる。人は 彼女を「狂女(Juana la Loca)フアナ」と呼ぶが本当は...人は、気が狂うほどに 人を愛することができるのか。スペインの歴史を少し勉強してから観たほうが より楽しめるかも。原作の翻訳が角川文庫から出されている。



Carmen.カルメン
監督 Vicente Aranda(ビセンテ・アランダ)
主演 Paz Vega(パス・ベガ) Leonardo Sbaraglia(レオナルド・スバラグリア)
場所 サロンシネマ
日程 2004年7月24日〜8月6日
1847年に出版されたプロスペル・メリメの名作『カルメン』。ビゼーのオペラで 世界的に有名になったことは周知のとおり。その後、何度も舞台や映画、踊りなど で上演された。カルロス・サウラ監督の映画『カルメン』はとくに有名。今回の 映画は Carmen. とピリオドがつけられているということは、これぞ決定版!という 意味か。舞台は、旅日記のところでも紹介したセビージャのタバコ工場が中心となる。 自由奔放でしかも美貌を備えたカルメンと、それに魅了されるホセ、2人の運命は! 監督は、『女王フアナ』と同じビセンテ・アランダ。情熱的な2人の女性が、どの ように描かれているのか、是非、続けて観たいものだ。



スパニッシュ・アパートメント
監督/脚本 セドリック・クラビッシュ
主演 ロマン・デュリス  オドレイ・トトゥ
場所 シネツイン1
日程 2004年7月31日〜8月6日 19:20-21:30
フランス・スペインの合作映画。原題は、L' auberge espangol(スペインの宿)。ストーリーは、 パリに住む大学生が、奨学金を受けてバルセローナに留学し、そこでヨーロッパ各国から集まった 5人の若者とルーム・シェアをするというもの。そこで悲喜こもごものできごとが起こる青春映画だ。 原題のフランス語には「ごちゃまぜ」という意味もあり、さまざまな国からバルセローナに集まって きた若者が、ひとつ屋根の下に暮らすそのかたちを指しているらしい。アントニオ・ガウディの建築で 有名なバルセローナがどのように描かれているのかも楽しみだ。



モーターサイクル・ダイアリーズ
監督 ウォルター・サレス
制作総指揮 ロバート・レッドフォード
主演 ガエル・ガルシア・ベルナル、ロドリド・デ・ラ・セルナ、ミア・マエストロ
場所 サロンシネマ
日程 2004年11月6日〜
キューバ革命の闘士として有名なアルゼンチン出身のエルネスト・ゲバーラ(チェ・ゲバーラ)が、医学生 だったころに、親友とともにぼろぼろのオートバイで南米大陸を旅する。そのときの日記をもとに ゲバラが書いた回想録が映画化された。日本語訳は、『モーターサイクル南米旅行日記』(現代企画室)。 ラテンアメリカに限らず世界でも人気の高いチェ・ゲバーラが、若いころ南米大陸で何を見て、何を感じ たのか、革命に身を投じることに大きな影響をあたえたであろうゲバーラの旅行がどのようなもので あったのか、南米各地の映像とともに映し出される。楽しみである。



ドット・ジ・アイ(dot the i)
監督・脚本 マシュー・パークヒル
主演 ガエル・ガルシア・ベルナル、ナタリア・ベルベケ、ジェームズ・ダーシー
場所 サロンシネマ
日程 2004年12月中旬〜
モーターサイクル・ダイアリーズでゲバーラを演じたガエル・ガルシア・ベルナル。「アモーレス・ペロス」、 「天国の口、終わりの楽園」で注目され、メキシコ内外で賞をとるなど、今、もっとも期待されている メキシコ出身の若手俳優。映画の詳しい内容は、公式サイトで(サイトでかかっている曲は、 Quiza's Quiza's Quiza'sの英語バージョン)。

http://www.dot-the-i.jp/index.html



各映画、上映時間が限られている場合がありますので、確認してください。
サロンシネマのサイトから各映画のオフィシャル・サイトにリンク できますので、詳しい映画情報はそちらから。