自己修復コーティング

金属材料表面の腐食を防止する方法に塗膜・皮膜処理があります.これらに要求されるのは,欠陥が生じた場合に新たな防食皮膜を自己触媒的に形成する自己修 復性です.従来はクロメート処理が主流でしたが,環境の問題から使用が規制されました.これに替わる新たな成分として有機補修剤,ナノ粒子のハイブリッド 化による自己修復剤の開発を行っています.

矢吹彰広
矢吹彰広
広島大学 先進理工系科学研究科 教授

環境のことを考えた表面・界面に関する研究を行っています。