若手研究発表会

演題番号5優秀賞受賞

演題名 急速に進行する経過を観察し得た術後収縮性心膜炎の1例

発表者

松井 翔吾
松井 翔吾
所属施設名 市立宇和島病院
演者
共同演者名
松井 翔吾
池田 俊太郎
大島 清孝
濱田 希臣

抄録本文

症例は74歳男性。
僧帽弁閉鎖不全症および三尖弁閉鎖不全症に対して僧帽弁形成術・三尖弁輪形成術を施行した。
術後に心嚢液貯留を認めていたが、症状なく経過していた。

術後から約12カ月後より下腿浮腫と咳嗽による入退院を繰り返すようになった。
同時期より経胸壁心臓超音波検査にて、心嚢液が海綿状の隔壁を形成し、徐々に増大していく様子を観察した。
また心嚢内の形態学的変化に伴って、拡張能の経時的な増悪を認めた。

ストレイン解析では、心膜の癒着による局所的な収縮能低下を認めた。
心カテーテル検査にて滲出性収縮性心膜炎に類似する血行動態を呈していた。
薬物治療後も心不全症状が残存するため、外科的ドレナージを施行した。
術後は心不全症状なく経過している。

経胸壁心臓超音波検査にて、術後の慢性心嚢水が急速に機能的/形態的に変化する過程を観察し得たため、文献的考察を含めて報告する。

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