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当研究室の前身である『臨床評価・分子栄養科学講座』は , 平成19年4月 , 医歯薬学総合研究科の寄附講座として設置されました。食品や医薬品関連企業 , さらには国際特許事務所および数十人の広島大学醗酵工学科の卒業生有志からの貴重なご寄附によるものでございます。本講座の設置に ご協力いただきました皆様に深謝申し上げます。

近年 , 生活習慣病やアレルギーなどが大きな社会的問題になるにつれ , 疾病の一次予防に役立つ「機能性食品」に人々の関心が集まってきています。健やかに年齢を重ね , 今後訪れる長寿社会を明るく活力のあるものにしたいと願うのは , 人々の共通の思いではないでしょうか?

 

平成15〜18年度まで , 文部科学省・知的クラスター創成事業(広島バイオクラスター)の杉山プロジェクト「植物乳酸菌のヘルスケア機能研究と保健機能食品への応用」が , 本学大学院 医歯薬学総合研究科の杉山政則教授をリーダーとして推進されました。ここで得られた研究成果は広島地域の食品企業に技術移転され , 既に10種類以上にも及ぶヘルスケア機能性製品が産学共同開発され , 市場に登場しています。

平成21年には, 機能性食品の市場規模は数千億〜 1兆円にまで拡大していると予測されていますが , 市場規模が拡大する一方で , 科学的な根拠に乏しい商品や , 誤った情報が一人歩きするなど , それら食品による健康被害の事例もかなり報告されるようになりました。

そこで , 機能性食品の有効性を科学的に検証するシステムを , 広島大学病院のある霞キャンパスに構築しようという構想が生まれ , 当研究室の前身である , 寄附講座『臨床評価・分子栄養科学講座』が設置されました。機能性食品の臨床評価を広島大学で行うことにより , 広島地域の食品製造企業は勿論のこと , 「特定保健用食品」の申請を予定する国内企業の皆様にも広く貢献する事ができると考えております。

寄附講座が平成22年3月をもって終了したのに伴い , 本研究室において食品等のヒト臨床試験を実施する機能を受け継ぐと共に , 予防医療に利用可能な乳酸菌研究 , ニュートリゲノミクス , ニュートリプロテオミクス解析 , そして食品の保健機能性やプロバイオティクスの分子生物学的研究を推進していきます。

 
 
 
 
Copyright(C) 広島大学大学院 医歯薬保健学研究科 未病・予防医学共同研究講座