Tel:082-257-5869医局直通電話

乳腺外科グループ

はじめに

 当科は、広島県・中国地方の乳がん治療の中心を担うべく、最先端の乳がん診療および乳がん専門医の育成を行っています。
 乳がん診療は、診断、手術、薬物療法(ホルモン療法、抗がん剤、分子標的治療)、放射線治療、乳房再建、緩和ケア、術後フォローアップなど、多くの領域に跨ります。当科は、乳腺専門医、がん薬物療法専門医を育成配置し、質の高い医療を提供するように努めています。また、形成外科、放射線治療科、病理診断科、リハビリテーション科、看護師、薬剤師、検査技師、ソーシャルワーカー、化学療法室、緩和ケアチーム、遺伝子診療部などと連携したチーム医療により、多方面から患者さんをサポートできる体制をとっています。そして、広島県の「乳がん医療ネットワーク」に基づき、乳がん検診施設、乳がん診療施設との地域連携を密に行い、広島県の乳がん診療全体が円滑に行えるよう活動しています。

外来担当表

詳細については下記のリンクを参照してください。

https://www.hiroshima-u.ac.jp/hosp/sinryoka/shinryo_ika/nyusengeka

診療内容

対象疾患

乳がん

<乳腺外来の待合風景>
産婦人科と一緒に仕切りを設け、女性用の外来空間となっています。
※付き添いや男性乳がんのため、男性の出入りがあることをご理解ください。

検査

マンモグラフィ検査
乳房超音波検査(エコー検査)
病理検査
・穿刺吸引細胞診
・針生検
・超音波ガイド下マンモトーム生検
・ステレオガイド下マンモトーム生検
・MRIガイド下針生検
MRI検査
PET/CT検査
乳房専用PET検査(マンモPET)
CT検査
骨シンチグラフィ検査
※他施設と連携して行う検査もあります

治療

手術

・乳房部分切除術(温存手術)
・乳房切除術
  皮膚温存乳房切除術
  乳頭温存乳房切除術
・センチネルリンパ節生検
・腋窩リンパ節郭清
・乳房再建術

関連リンク 形成外科ホームページ
薬物療法

・ホルモン療法
・化学療法
・分子標的療法

放射線治療

術後放射線治療
症状緩和のための放射線治療

関連リンク 放射線治療科ホームページ
リハビリテーションテーション

リンパ浮腫の予防、治療

関連リンク リハビリテーション科ホームページ

診療実績

手術件数
  2014年 2015年 2016年 2017年
乳房部分切除術 161 118 118 129
乳房切除術 113 135 153 170
 皮膚温存乳房切除術 10 7 18 21
 乳頭温存乳房切除術 17 19 17 21
乳房再建術 5 31 36 37
悪性その他 14 7 11 3
腫瘤摘出術 16 15 5 10
その他 16 17 10 10
手術後の治療成績
  5年生存率 10年生存率
ステージ0 100% 99%
ステージ1 97% 93%
ステージ2 94% 88%
ステージ3 83% 72%

当科の特徴

豊富な人材

 日本乳癌学会乳腺専門医7名、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医2名、マンモグラフィ読影認定医9名、乳がん検診超音波検査実施医師・技師5名が在籍し(2018年4月1日時点)、診療を行っています。また、育成された専門医を関連施設に輩出し、広島県の乳がん診療を担っています。

正確な診断

 最先端の検査装置を用いて、正確な診断に努めています。必要に応じて、3Dマンモグラフィ(トモシンセシス)検査、造影乳房超音波検査、乳房専用PET検査を組み合わせて、乳がんの状況を診断します。国内でも実施できる施設の少ない、MRIガイド下針生検にも対応しています。

整容性を意識した内視鏡補助下手術

 乳がんを確実に切除すること(根治性)は当然ですが、根治性を保ちつつ整容性(美しさ)も重視した手術を行っています。整容性を高める工夫として「内視鏡補助下手術」を積極的に行っています。内視鏡を使用することにより、傷が目立ちにくい腋窩(わき)や乳輪周りの小さな傷で、乳がんを確実に切除することが可能となります。乳房再建を行う場合も、乳房外側の目立ちにくい傷で手術ができることがあります。病気の状態によっては、内視鏡手術が適応にならない場合があることをご了承ください。

<内視鏡を使用した乳がん手術風景>
<内視鏡手術の傷>
腋窩(わき)と乳輪周りを使用することが多いです

妊孕性(にんようせい)温存

 妊孕性とは「妊娠のしやすさ」のことです。乳がん治療により、生殖機能が低下したり、妊娠出産の時期を逸してしまうことがあります。妊娠出産希望を治療前に相談し、必要に応じて生殖医療提供施設と連携して、治療を進めています。

遺伝性乳がん

 BRCA1やBRCA2という遺伝子に変異がある「遺伝性乳がん卵巣がん症候群」が有名ですが、その他にもp53変異(リ・フラウメニ症候群)、PTEN(カウデン症候群)などがあります。家族歴のある方、若年発症の方、両側乳がんの方などは、遺伝の可能性も念頭に診療を進めています。遺伝子診療部と連携し、遺伝カウンセリングを行っています。
 遺伝性乳がん卵巣がん症候群の方には、リスク低減手術(予防的乳房切除術)を行う体制を整えています(自由診療)。予防的卵巣卵管切除術は産婦人科が担当します。

<遺伝性乳がん卵巣がん症候群 かんたんチェック表>

臨床研究・臨床試験・治験

 当科では、複数の臨床研究・臨床試験・治験を行っています。患者さんによっては臨床研究・臨床試験・治験を提案することがあります。

医療連携の推進

 広島県が構築する「乳がん医療ネットワーク」に基づき、医療連携を推進しています。当院では、「総合診断・集学的治療」「精密検査・確定診断」「術後治療・経過観察」を担当しており、地域連携パスを活用した切れ目のない医療サービスを提供しています。

関連リンク 広島乳がん医療ネットワーク

患者さんとの関わり

 患者さんの精神的サポート、患者さん同士・患者さんと医療者の交流のため、院内外でイベントを開催しています。

<院内> *乳がんに限りません
<院外>

<< 前のページに戻る

広島大学腫瘍外科フェイスブック メディア掲載情報 第93回中国四国外科学会総会、第23回中国四国内視鏡外科研究会

↑ PAGE TOP