岩手県の三陸地方(山田湾大浦漁港)で生まれ育った18年間の経験を基に紹介(最終更新 2020.08.21.)
魚介類
特にお薦めは、あぶらめの刺身、タラの刺身、どんこのたたき(肝入り)、どんこ汁、さんまの刺身、するめの腑煮、ハモの甘辛しょうゆ煮付け、生かぜ、水洗いする前の生イクラなど。地元から離れていると旨いのはなかなか食べれない。。
- わかめ
- めかぶ(一部のわかめの根部に出来る)
- まつも
- あさり
- はがらます
- エゾムラサキウニ、バフンウニ(地元ではそれぞれ、かぜ、ぼうずかぜ)
- ほや
- こんぶ、めのご
- スルメイカ
- さんま
- カキ
- あわび、とすろ(あわびの肝)
- サケ
- ハラッコ(サケの卵=イクラ)
- ケガニ
- マダコ
- タラ
- なまこ
- アイナメ(地元では、あぶらめ;岸壁での昼釣りのメインの対象)
- エゾアイナメ(地元では、どんこ;夜釣りの好対象)
- ハモ(アナゴを大きく、皮を黒くしたような魚。夜釣りの好対象)
- ホタテ
- しゅうり(ムラサキイガイ、ムール貝に似ているが、何かに引っ付く「ヒモ」があるのがしゅうり)
- ツブ(ツブ貝いろいろ。練りツブ=バイ貝が特に好み)
- めろうど
- ホオザシ(干しイワシ。目ではなくエラに竹を通す)
- すらよ(チカ)、アジ、サバ、海タナゴ、ハゼ(岸壁での季節の昼釣り対象)
- きりごみ(スルメイカの塩辛;家ごとに味が違うのが楽しかった)
- くぎづげ(ワカメの茎と野菜・キノコの辛み醤油漬け)
- するめの腑煮(切り身を味噌とき内臓で煮たもの)
- どんこ汁(身離れ良いさっぱりした白身に灰色の肝臓のこってり風味が合う)
山菜類
リアス式海岸は一般に港が狭く、山がちで、山菜類も豊富です。狙って採りにいった記憶があるのは、
- わらび
- ぜんまい
- ウド
- ダラッポ(たらの芽)
- フキ
- すとげ(しどけ)
- まつたけ
- なめこ
- 桑の実
- グミ
- あけび
- 山栗
その他
伝統的な料理やお菓子です。
- あぶら汁(大根、ごぼう、にんじん、こんにゃく、焼き豆腐etcの細切りをごま油ベースの塩味の汁にしたもの)
- 三平汁(イワシと大根、じゃがいもの塩味の汁)
- ひっつみ(すいとん)
- はっとう(小麦粉を細く練ったもののぜんざい)
- ひょうず、ひゅうず(クルミ・ごま、黒砂糖蜜入りの半月型だんご;家ごとの差・個体差が大きい。何度砂糖密を飛び散らせたことか)
- すっとぎ(豆しとぎ;大豆と米粉のお菓子、生もあるが焼いた方が好きだった)
- 山田せんべい、せんべもづ(ごまが効いた薄い餅のようなお菓子。生でも焼いてもうまい)
- きらず団子(おから入りだんご)
- こうせん(炒った麦を粉状にしたもので、少量のお湯に砂糖と一緒に溶いてたべていた)
- がんづぎ(黒糖蒸しパン。小さい頃はなんとも思わず食べていたが、高校の物理のK先生ががんづぎが好きだと言うのを聞いて、俺もだと気付いた)
普段話していた山田弁を客観的に捉えたか何かでちょっと笑った記憶があるもの。意味判ります?
- (小学校の頃の家族旅行での旅館の朝の会話) 母「おまんまぁなーど」兄「ぺーんこ」 ←「ごはんはどうする」「少し」
- (中学校の頃、家族で自家用車で首都圏の親戚んちを回っていたとき) 父「はー、いっつぇーえんぬがねぇー」 ←「いやぁ全然動かない」
- (二十歳頃の小学校同窓会で、友人女が軽い色恋沙汰の話をし出したとき) 友人男「は、よす」 ←「あー、だめだこりぁ」
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