ClustalW2、アライメント、サーチボタンの使い分けに付いて

 ClustalW2、アライメント、サーチボタンは全てアライメントを行うための機能ですが、各々以下のような長所と短所が有ります。状況に応じてうまく使い分けて下さい。

ClustalW2
長所
一般に認められたアライメント方法である。
複数の配列をまとめてアライメントできる。
短所
向きが合っていないとアライメントできない。
両端の位置が大きくズレるアライメントができない。
既にアライメントされている配列が全てリセットされてしまう。
使用状況
データベースから入手したホモログのアライメントなど。
アライメント
長所
向きが合っていなくてもアライメントできる。
両端の位置が大きくズレていてもアライメントできる。
複数の配列をまとめてアライメントできる。
短所
既にアライメントされている配列が全てリセットされてしまう。
特性が「DNA」のファイルでしか使用できない。
使用状況
シークエンスの生データのアライメントなど。
サーチボタン
長所
既にアライメントされている配列をリセットすることはない。
短所
向きが合っていないとアライメントできない。
一度に一つの配列しかアライメントできない。
使用状況
目で見ながら最後の仕上げ。