PC-9821Na7改造

※改造は自己責任でお願いします。壊しても当方は一切責任を負いません

 このNa7はクラシックペンテアムの75MHzである。ノートではCPUの張り替えが個人では出来ない(している人もいるが)とくにTCPパッケージのノートでは人間業では出来そうにない(そもそもCPUが売っていない)このNa7も例外でなく基盤張り付けのTCPパッケージでした。だから少しだけのパワーアップをしてみた。
 ペンテアムは外部クロック×の倍率でクロックを決めている。Na7の場合、外部50MHZ×1.5倍で75MHzになっている。残念ながらTCPパッケージのペンテアム75のデーターシートからはCPUの倍率を決めるピンが分からなかった。(あるのか?)しかたないので外部クロックを上げてみた。外部60MHzではウインドウズ98も無事に起動できた。(90MHz)しかし私のNa7では外部66MHzではメモリーエラーで起動できなかった。(100MHz)個体差はあると思いますが私のNa7では外部60×1.5倍の90MHzが精一杯でした。倍率を変えるピンでもあれば50MHz×2倍の100MHzを試せそうだけど残念ながらこれは又情報を集めて探してみます。


 難しいと思いますが基盤面が見えるところまで分解してください、(これが一番難しいと思いますが)メモリ、バックアップ用の電池は取り外してください、LCDが外れたらフラットケーブルを丁寧に外してください、ここまで来たら残り3本のネジをはずします。そしたらアルミ板が外れると思います。そしたら中央に肌色の四角い物が見えると思います。それがCPUです。
 この後基盤を外すのですがLCDのコネクター近くにネジがあると思いますがそれも外してください、そして基盤の四隅を持ちながらゆっくり持ち上げるとメイン基盤が外れます。

 

 

 

 

これがCPUです。放熱用のアルミ板を外してみました。

 

 

 

 


 カートリッジが出ている面に”Microclock MK1437”と書かれたクロック発生器があると思います。そこの部分の16番ピンを基盤から浮かして浮かした16番ピンを10番ピンに改造線でつなげてやれば外部60MHzになります。66MHzにするには10番ピンをあげて10番ピンの基盤面に16番ピンの浮かしたピンから改造線でつなげてやります。多分、空きパターンに設定用のランドがありますのでそれを利用した方が簡単でしょう(多分簡単に見つかると思いますが)

結果です。(拡大してみてください)
 これでベースクロックが60MHzに上がりクロック90MHzになりました。体感的には少し早くなりました。特にMP3を聞くときには有効?です。これで私の所持しているノートパソコンで唯一高速なノートパソコンになりました。(持ち運びには適さないが)