EPSON286V補完計画
(消え去りし道に火を灯す。)286V...98互換機で当時はNECの9801シリーズと比べて比較的安値に購入できたと思う、が時代の波には勝てず286、386、486、そしてペンテアムとペンテアムⅡと入門者向けでMMXペンテアム200MHzクラスで16万と安くなった現在、廃棄処分場直行となった286Vを魂から入れなおす計画、そうそれが286V補完計画である...
まず、魂を抜き去りましょう...
2、とりあえず新しく移植するマザーボードと286Vの個体が物理的に収まるか、各パーツと交渉しないかを確かめます。
(残念ながら電源部分とメモリが少し当たってしまいました。)
3、とりあえず電源を流用できるかチェックしましょう
デフォルトのままの配線では起動するどころかマザーボードを壊してしまうのでマニュアルで電源位置を確かめながらEPSON電源から出ている配線の電圧を確かめながら加工していきましょう、このマザーボードはAT-Xの電源でもBaby-ATの電源でも両方対応していたので簡単なBaby-AT電源のソケットを使用しました。だいたい+5V、12V、-12V、-5VがいるのですがEPSONの電源には残念ながら-5Vが出力されていませんでした。がどうもこのマザー-5Vがなくても動くみたいだったのでそのまま使いました。
メモリと、VGAカード、CPU、スピーカーをつなげてマザーの入っていた箱の上で起動させてみましょう
見事起動したらスピーカーからプと音が出ます。そしてもちろんモニターにも何かしらの文字が映ります。もしピーとか言って起動しなかったらメモリを疑ってください(経験談)メモリの接触不良が考えられます。
マザーの初期不良を見つけるためにも最初は、ちゃんと別のDOS/V機の電源等を利用してチェックするのが一番でしょう...
4、よく考えてケースを加工
(こればかりは力がいります。楽してグラインダーで削ると大変な事に)
ついでにマザーに合わせて穴あけ加工をしてスペーサーを取り付けましょう、ただ286Vを取り付けていたスペーサーが溶接づけされていると思うのでショートの原因にならないように削り取りましょう...ちゃんとマザーがスペーサーに止まるかも確かめましょう
5、半分ばらしたままでハードディスクをつないで起動させてみる。
もうほぼ完成と言っていいのですが普通のハードディスクでは大きすぎるのでリブレットの物を流用してみました。
残念ながらEPSONに付属していた5インチフロッピーディスクドライブは流用はできなかったので3.5インチの2モードディスクドライブを取り付けています。でも5インチでは今時使えませんね、
6、細かい所に手を入れて完成
ちゃんとリセットスイッチ、電源ランプ、キーボードロックも使えるように加工しました。ただフロントのスイッチは残念ながら取り付けできませんでした。
(マニュアルを見ながら確認...)
完成!
これで魂の移植が済んだ、後はネットワーク環境等を組んで快適に使っていきたい
486MEのその後
ある日、突然メモリカウントすらしなくなりました。
ちなみに286V補完計画にかかった費用は、
マザーボード 3、980円
で、
完成してみてそこそこのスピードだけど初号機よりは遅いので残念だけどインテリアとして286Vを置いておくのもいいなと思うのだった...
ディスプレーは切り替え機で2台使えるようにしました。これでCD-Rも2倍速書き込みできるようになりました。