高エネルギー宇宙物理学研究会2022
2022年11月8日 (火) 12:50開始 - 10日 (木) 16:00終了
広島大学東広島キャンパス 学士会館レセプションホール+オンライン
(新型コロナウィルスの感染状況によっては完全オンライン)
宇宙にはブラックホールからのジェットや超新星残骸の衝撃波など、地上の加速器のスケールを遥かに超える高エネルギー現象が普遍的に存在する。これらは、極限的な天体における高エネルギー粒子(宇宙線)の加速を通じて生じるが、その起源や機構は大きな謎である。観測が多波長から、宇宙線・ニュートリノ・重力波を含む多粒子へ発展するなかで、そのフロンティアはさまざまな広がりを見せている。例えば
- 重力波とガンマ線バーストの関係
- 高エネルギーニュートリノの発見と進展
- 陽電子宇宙線の精密測定
- 高速電波バーストの急速な観測の進展
- 超新星残骸からのガンマ線の観測
- 活動銀河核や潮汐破壊現象の進展
- 白色矮星や中性子星の観測の進展
- 超光度超新星や謎の突発天体の発見
- 矮小銀河、銀河団などの観測の進展
- 実験室宇宙物理学の発展
などである。宇宙における高エネルギー現象は、ダークマター由来のガンマ線・宇宙線シグナルを制限するためにも理解する必要がある。それぞれの研究は有機的につながっており、互いの情報をやり取りして、理論的に無矛盾な理解を目指すことが必須となっている。そこで、高エネルギー宇宙物理の理論研究者を一堂に集めて、最新の発展や現在における課題と将来に向けた展望を議論する。そのため、講演内容は学会等の成果報告的なものより、未完成でもアイデアに議論が集中するものも歓迎する。
本研究会では議論の時間を十分にとるため、プログラムには十分に時間的余裕をもたせる。そのため広く講演を募集するが時間の都合上、口頭希望者がポスター発表に回る場合がある。なお、できる限り若手に発表の機会を提供する。ポスター発表はオンライン形式を予定している。
招待講演者(敬称略)
- 小嶌康史 (広島大学)
- 水野恒史 (広島大学)
- 諏訪雄大 (東京大学)
スケジュール
- 講演申込締切:9/30(金)
- 現地参加申込締切:10/28(金)
- オンライン参加申込締切:11/4(金)
旅費補助は応相談。ご希望に添えない場合があることを御了承ください。
LOC/SOC 木坂将大, 小嶌康史
SOC 浅野勝晃, 天野孝伸, 井岡邦仁, 井上剛志, 井上芳幸, 樫山和己, 久徳浩太郎, 當真賢二, 藤田裕, 山崎了