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広島大学工学部 第三類オープンキャンパス2019                    

10:30-10:50 (模擬授業)
「機能性有機色素の話:吸収と発光」
応用化学・有機材料化学研究室 大下浄治 教授

私たちの生活の中には、多くの材料が使われており、それぞれ特徴的な機能を持っています。色素はその中で文字通り「色の素」として活躍しています。色素には、ブラックライトを当てると可視領域の目に見える光を出すものも多くあります。特にpH指示薬のように、刺激によって色や発光の様子が変わるものは、クロミック材料と呼ばれていて、センサーなどに応用されています。では、なぜ、色素には色がついているのでしょうか? また、なぜ色が変わったりするのでしょうか? この授業では、分子軌道の考えを使って、その理由を考えてみたいと思います。

10:50-11:10 (模擬授業)
「役立つ海の微生物たち」
生物工学・細胞機能化学研究室 岡村好子 准教授

生命は海から誕生しました。原始地球の過酷な環境で生命はどうやって生まれたのでしょうか?海の小さな生き物の遺伝子には、太古の地球環境を生き抜いてきた進化の歴史が書き込まれています。地球全体の環境を、過酷なものから穏やかな環境に変化させたのも、小さな体の中の化学反応です。このバイオの反応(バイオプロセス)を実際の例でお話しします。バイオテクノロジーとは、この小さな体の中の化学反応を利用して「ものづくり」をする学問です。バイオテクノロジーが私たちの生活の中で製品として使われている実例を紹介しながら、化学合成では作れない物も作れてしまうバイオプロセスの魅力も紹介します。

11:10-11:30  現役学生との交流会

現役学生との交流会を開催します。

10:30-13:00  企業展示(自由見学)
13:30-14:45  企業展示(ツアー見学)

B4棟 地下階 学生実験室(B4-004)とB4-004横屋外に自動車を展示します。

13:30-14:45  質疑応答・個別受験相談

A4棟1階 (A4-112)で質疑応答・個別受験相談をします。

13:00-13:20  第三類および各講座の説明

B4棟1階116講義室で第三類および各講座の説明をします。

13:30-14:45(ツアー見学)
錆(サビ)との闘い
化学工学・熱流体材料工学研究室 (担当:矢吹彰広)

人類は有史以前,鉄を使用し始めてから,錆(サビ)と闘い続けてきました。塗装,合金化,腐食抑制剤,電気防食などの技術で立ち向かってきました。この人類永遠の課題である錆(サビ)と闘う研究の最前線に自己修復性コーティングがあります。自己修復性とは,人間や動物が生まれながらに持っているケガや病気を治す力のことです。コーティングに傷が入り,金属が腐食環境にさらされても,錆(サビ)が発生しない技術です。防食や自己修復の研究の入り口として,鉄に生じる様々な錆(サビ)を観察してみましょう。

13:30-14:45(ツアー見学)
混ざる?つながる?水と油の色々な関係
化学工学・微粒子工学研究室(担当:石神 徹)

水と油は通常混ざり合うことはありません。しかし,「界面活性剤」を入れることで,水と油は混ざり,乳化します。また,通常の界面活性剤ではなく「粉」を使うと,異なる混ざり方をしたり,全く変わった質感のものが得られることがあります。今回は,粉を使った乳化実験や乳化状態の観察を行います。

13:30-14:45(ツアー見学)
多様な微生物を見よう
生物工学・代謝変換制御学研究室 (担当:加藤 節)

「微生物」という単語を聞いたことがありますか?微生物は肉眼では見えないとても小さな生物のことです。あまりなじみのない単語かもしれませんが、微生物は私たちの身の回りに多く存在し、私たちの生活を豊かにするために欠かせない生物です。ここでは役立つ微生物の機能を紹介し、顕微鏡を用いて実際に観察します。

13:30-14:45(ツアー見学)
DNAをふやしてみよう
生物工学・細胞機能化学研究室 (担当:渡邉研志)

PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)は、耐熱性のDNAポリメラーゼを用いた連鎖反応により特定のDNA断片を増幅する技術であり、1993年にノーベル化学賞を受賞しました。この技術は分子生物学などの研究分野だけでなく、遺伝子組み換え作物の検定、ガンの診断、親子鑑定や犯罪捜査など、実社会の様々な場面で広く利用されています。今回はPCRによってDNA断片を増幅し、電気泳動法によるサイズに応じた分離を行った後、蛍光色素で染色して観察します。

13:30-14:45(ツアー見学)
化学信号機
応用化学・材料物性化学研究室 (担当:今任景一)

私たちが目にする色とは何でしょうか?カラフルな虹を見てわかるように、太陽光には様々な色(波長)の光が含まれています。リンゴが赤いのは、リンゴが赤色の光を反射して、それ以外の色の光を吸収しているからです。メロンソーダが緑なのは、緑色の光を透過して、それ以外の色の光を吸収しているからです。実際には、モノの中に含まれる色素と呼ばれる分子が光を吸収しています。つまり、色素の吸収がモノの色を決めているのです。この実験では、化学反応により色素分子の吸収(構造)を変えることで色を自在に操り、化学信号機を実現します。

13:30-14:45(ツアー見学)
最先端機器でナノの世界を見る
応用化学・環境触媒化学研究室 (担当:津野地 直)

我々の目は物質に反射した光をとらえ色や形を判別しています。しかし、光を使った一般的な顕微鏡(光学顕微鏡)では1ミクロン(1/1000ミリメートル)より小さいものは見えません。これは、光の波長が長く、その波長に対応した大きな物質に対してのみ反射を起こすためです。より小さな物質を観察するには、より短い波長を持った“電子線”で観察を行う必要があります。今回は、1ミクロンよりも小さいものが見える走査型電子顕微鏡という最先端の研究機器を使い、髪の毛や花粉などといった身の回りの様々なものを拡大してみて見ましょう。肉眼では見ることのできない精緻な構造を観察し、ナノの世界を体感しましょう。

13:30-14:45(ツアー見学)
プラスチック・ゴム・繊維をつくる
応用化学・機能高分子化学研究室 (担当:田中 亮)

私達の日常生活はプラスチック・ゴム・繊維などさまざまな高分子材料により支えられています。これらの高分子(ポリマー)は、モノマーと呼ばれる低分子化合物を多数つなげる(重合反応)ことにより合成されます。機能高分子化学研究室では、このような重合反応を効率的に行う高性能な触媒を開発しています。本研究室公開では、実際にポリマーを作ったり、解析したりする装置を見学して頂きます。最先端の研究がどのように行われているかをぜひ体験してください。

13:30-14:45(ツアー見学)
実験・分析装置の紹介 核磁気共鳴装置の紹介
技術センター・共通機器部門(担当:中谷都志美)

核磁気共鳴(NMR)装置は、有機化合物の構造解析において欠くことのできない分析装置です。Nは核(nuclear)、 Mは磁気(magnetic)、Rは共鳴(resonance)を意味しています。NMRでは装置内の超電導磁石で生じた磁場の中で、原子核がもつ核スピンの共鳴現象を観測しています。有機化合物の平面構造解析のみならず、分子の三次元構造解析や運動性についての情報を得ることが可能です。