ブリッジマンアンビルセル
梅尾和則
(解説)
これは圧力下における交流法比熱および電気抵抗測定のために開発した圧力セルである。基本の設計は梅尾が行った。非磁性タングステンカーバイト(NM-WC)
製のアンビルとピストンのみアール・デー・サポート(株)で製作され,それ以外のCu-Be製のセルホルダー,ロッキングナット,グランドナット,アンビルスリーブは広島大学金属工作室(現,ものづくりプラザ機械加工室)で製作された。先端の形状の異なるアンビルを変えることにより,電気抵抗測定や比熱測定に使い分けている。2012
年現在,焼結ダイヤモンド製のアンビルを用いることにより,20 GPa までの圧力発生に成功した。写真はクランプタイプのセルだが,別記の定荷重式加圧装置にも設置可能である。