小型ピストン-シリンダーセル

                               梅尾和則

(解説)

これは圧力下磁化測定のために開発した圧力セルである。設計は梅尾が,製作はアール・デー・サポートが行った。別記のファラデー法磁力計に取り付けて,最大圧力2.3 GPaまでの磁化を最低温度0.3 K,最大磁場10 Tのもとで測定可能である。ピストンはジルコニア(FCY20A)製である。シリンダーはNiCrAlCu-Be合金の二層構造になっている。外径は8.9 mmであるので,MPMSでの磁化測定も可能である。また,同じ寸法でCu-Be一層のシリンダーもある。これは,圧力下中性子回折実験用に作製し,1.6 GPaまでの圧力発生に成功した SmallPressCell_CapaHolder4_HBPC_Fig2col5wテキスト ボックス: Fig.1. Crosssection of the capacitive magnetometer with a hybrid pressure cell.YbAgGe_a-axis_MB_2K_HBPC2_Abs8_col_2wテキスト ボックス: Fig.2. Magnetization curves of YbAgGe under pressures.