ドクターヘリ

概要

ドクターヘリとは、医療機器や医薬品を装備し、医師、看護師が搭乗して救急現場に出動する、救急医療専用ヘリコプターです。
救急搬送時間を短縮するのみではなく、病院前の救急現場に医療チームを派遣し、現場から救急診療を提供することのできるmedical delivery systemであるといえます。
広島県は多くの島嶼部や中山間地を抱え、北海道とならんで我が国でも多くの医療過疎地を有する地域です。広島大学病院はドクターヘリ基地病院であり、その機動性を活かして30分以内に県内全域に迅速に救急集中治療を提供する役割を担っています。

ドクターヘリ

特徴

広島県ドクターヘリの特徴は、①複数医療機関による協力体制、②発進基地方式による運用と消防・防災ヘリとの連携、③中国地方5県広域連携に基づく隣県との協力体制です。

①救命救急センターである県立広島病院をドクターヘリ協力医療機関とし、また、県内18の災害拠点病院と連携し、ドクターヘリ事業とともに、救急医療を支える体制を構築しています。学生、研修医、消防職員の教育をはじめ、他医療機関からも救急医療に従事する医師の研修を受け入れ、人材育成を図っています。

複数医療機関による協力体制

②広島ヘリポートに発進基地を整備し、専従の医師・看護師を配備しています。広島市消防航空隊基地と隣接して整備されており、多数傷病者発生時・重複要請時には、消防・防災ヘリと連携してヘリコプター救急医療体制の充実を図っています。

発進基地方式による運用と消防・防災ヘリとの連携

③中国地方では広島県の他、岡山県、島根県、山口県にドクターヘリが配備されています。ヘリコプターが県域を越えて活動できるよう、平成25年1月に中国5県知事およびドクターヘリ基地病院長により協定が締結されました。これにより、現場に近いドクターヘリが迅速に活動し、また、災害時には複数のドクターヘリが協働する体制を構築しています。

中国地方5県広域連携に基づく隣県との協力体制

ドクターヘリ基地

広島大学 救急集中治療医学
〒734-8551広島市南区霞1-2-3 
TEL:082-257-5456