『夕凪の街 桜の国』 を観ました。 とても良い映画でした、観て良かった。 『夕凪の街』 の中の皆実の 「死ねば良いと思われた人間」 という表現が胸に突き刺さりました。 そんな風に考えてことはなかったけど、確かに原爆を落としたアメリカから見たら、広島の人間は 「死ねば良いと思われた人間」 ということになるのかもしれません。 大量に殺すために原爆という卑劣なものが使われたわけですから。 そして 『桜の国』 での七波の 「被爆者だからいつ死んでもおかしくないと思われている」 という言葉もショックでした。 私自身、被爆二世なので、世間からはそう思われているのかなぁと思ったりして。 広島にいるとわかりませんが、他県の人からはそういう目で見られているのでしょうか。 悲しいことですね。 観終わった後、いろいろ考えさせられました。 もう一度ゆっくり観てみたい映画です。
余談ですが、『桜の国』 に出てくる広島の街並みは、見慣れているのに何だかちょっと懐かしいような気もしました。 HOTEL オリエンタルが出てきた時も、「あるねー、平和公園のすぐそばに」 なんて思ったりしました、行ったことはありませんが。 「中はあんな感じなんだー」 なんて思ったりしました、外はよく通っていたので。 古きよき時代の…って感じでしたね。 そうそう、HOTEL オリエンタルのシーンで、突然プリプリの "DIAMONDS" が流れてきて、ビックリした。 でもすごく嬉しかった。 ちょっと泣き笑い。
|