2009年02月08日の日記

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『チェ/39歳別れの手紙』
チェ/39歳別れの手紙』 を観ました。 『チェ2部作』 の後半です。
『モーターサイクル・ダイアリーズ』、『チェ/28歳の革命』、『チェ/39歳別れの手紙』 を3本続けて観て、1人の人間の一生を見届けたような気がしています。 うぅむ…、思い出すとなんか切ない。
今作は 『チェ/39歳別れの手紙』 というタイトルのわりに、手紙は冒頭にカストロが読み上げただけで、あとはボリビア政府軍との死闘の模様が描かれたもの。 個人的には、子どもたちに宛てた手紙も取り上げてほしかった気がします。 劇場ロビーのディスプレイでも、子どもたちに宛てた手紙が引用されていましたから (写真は取り損ねた)。
んー、何と言うか、チェ・ゲバラを本当の主人公に据えた 『モーターサイクル・ダイアリーズ』 と違い、この 『チェ2部作』 は、スケールが大きすぎるというか、チェ自身にそれほどスポットを当てていないような印象を受けました。 チェが大きな存在なので、その功績を描こうとするとスケールを大きくせざるを得なかったのだろうか。 正直なところ、映画の中であまりチェ・ゲバラの印象がないんですよ。 特に 『チェ/39歳別れの手紙』 はそんな気がしました。 私の見方が悪かったのかなぁ。
そうは言っても、ひどい映画だったわけではないのです。 ベニチオ・デル・トロの演技もすごく良かったと思います。 正直言うと、ベニチオ・デル・トロはちょっと苦手だったのですが、この映画は良かった。 ずっとチェ・ゲバラだと思って観ていました。
あ、映画の内容のことも書かなくては。
「嘘が一番嫌いだ」 と言うチェ・ゲバラと、チェ率いるゲリラ軍のことを簡単にボリビア政府軍に売ってしまう農夫の姿が、対照的に描かれていたような気がしました。 チェは農夫の子どもの目を治してあげたのに、その恩人をいとも簡単に売り渡してしまう。 ゲリラ軍のホアキンたちが川を渡っているシーンでその農夫が映った時、「あ、もしかして売ったと見せかけて、本当は政府軍に嘘のルートを教えた?」 と思ったのですが、その後すぐにその思いは裏切られました。 悲しいなぁ、本当に。 救いがありません。
チェがボリビア政府軍に捕らえられた時、見張りの兵士がすごく気さくに話しかけてくれていたのですが、結局チェを処刑したのも彼だったのだろうか。 顔を覚えていないのでわからないのですが、なんだかそんな気がします。 いったいどんな気持ちで、名乗りを上げたのだろうか。 ほんの少しだけでも、彼がチェ・ゲバラに敬意を感じていたと信じたいです。
そう言えば、エンドロールにゲバラ姓の人がいたような気がするのですが、チェ・ゲバラの親族だったのでしょうか。 何の役割だったのかを見逃したのですが、ちょっと気になります。
2009年02月08日(日)   No.1716 (映画)

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