2009年02月28日の日記

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アイスで冷え冷え

おくりました
24日に祖母が亡くなり、26日にお通夜、27日に葬儀を済ませました。
祖父の50回忌を済ませた直後の10年前からずっと入院していて、ここ数年は寝たきり状態。 先月31日に危篤に陥ってからはずっと点滴につながれた状態だったので、お別れはさみしいのですが、「ようやく楽になれて良かったね…」 という気もしています。 とても痛々しかったので。
今は、天国で60年ぶりに祖父と再会して、心をときめかせている頃かもしれません。 そうだと良いな。

さて、湿っぽい日記は嫌なので、不謹慎と思われるかもしれませんが、ガラッと雰囲気を変えます。
こういう時は普段顔を合わせることのない親戚が集まるもので、久しぶりに従弟妹たちと会いました。
喪主である叔父の家の従弟2人のうち、長男(マー)は父の四十九日に来てくれたので数年ぶりなのですが、次男(ノリ)は…何年ぶりだ? 20年ぶりぐらいじゃないかと思います。 なので顔の印象は違うのですが、通夜の席で集まった面々の中で該当するのが1人しかいなかったので、遠目でもすぐにわかった。 …茶髪にピアス (通夜、葬儀の時は外していましたが) ですんごいオラオラ状態のガニ股歩き。 親戚じゃなかったら、あまりお近づきになりたくないタイプになっていました。 豹変豹変。
「久しぶりだからなー、何を話せば良いんだろうなー」 と思って立っていたら、突然左頬を執拗に突く人あり。 ちらりと横目で見ると、件のノリでした。 「…痛いんですけど」 と抗議すると 「マコ姉の肌、張りがあるわー。 ぽっちゃりしとるのに、張りがある」 と言うので、「張りがあるというのは、誉め言葉? と言うか、ぽっちゃりしてたら張りがあるでしょ、ふつー」 と言い返しても、延々 「張りがあるわー」 と突きまくり。 よほど気に入ったのか、その後も何度も突かれました。 私のおでこも気に入ったようで、「マコ姉のおでこ、叩きやすそうな形しとるわー」 とはたきまくり。 背が低いところも気に入ったようで、頭なでられまくり。 …私の方が年上なんですけど。
葬儀の朝もマーとノリが私をいじりまくるので、さすがに見かねた2人の母 (叔母) が 「もぉー、マコさんは2人の妹みたいじゃねー」 と入ってきたら、「妹? マコ姉の方が年上じゃん」 と年齢の点は譲れないらしい。 どう考えても年上に対する態度じゃないんですけど。 仲裁役の叔母が 「じゃあ、マコさんはうちの長女ってことで」 と葬儀の参列者への出迎えの列に加えられそうになって、焦りました。 そこは喪主ファミリーでお願いします。 突然長女にさせられた私は、通夜の時には大金 (お布施) が入った叔母のバッグを、葬儀の日には叔父宅の鍵と叔母のバッグを預けられ、とても責任重大な時間を過ごしたのでありました。
マーもノリも三十路のくせに、頬を突いてきたり、正座している足の指を踏んできたりと仕掛けてくることが幼稚なのですが、そこは年上の余裕で 「そうか、いくつになってもマコ姉に甘えたいのね。 いいよ、おいで!」 という心境でかわしました。 …こんなことを言ったら、もっと執拗にいじられたと思うので、決して口には出せませんでしたが。
葬儀に来た私の甥っ子姪っ子は、完璧にこの2人にビビってました。 特にノリはルックスがねぇ…。 ビビる気持ちは大いにわかる。 トラウマになってないと良いけど。
そんな2人ですが、通夜の席でも葬儀の日にも、とても周囲に気を配る良い若者であったことを申し添えておきます。 だから私も、どんなにひどいことをされても我慢できたのですよ。
さて、私にはこの2人を含めて従弟妹が4人いるのですが、従妹 (ここも姉妹) 2人にも 「マコ姉ちゃんの肌、すべすべー」 と頬をなでられました。 男女を問わず、年下から肌を誉められた。 これは喜ぶべき? …喜んでおこう。 祖母の葬儀で自分の肌に自信を持つ。 おばあちゃん、ありがとう。 これからもこれを励みに生きていけるわ。
あと、久しぶりに従弟妹たちに会う機会を与えてくれて、おばあちゃん、ありがとう。

従弟妹は何十年振りかで会っても見分けがつくのですが、親戚 (祖母の姉妹とか母のイトコとか) はこうはいかない。 通夜の席で挨拶されても誰かわからず、従妹と 「あれは誰? これは誰?」 と確認し合ったのですが、2人とも知らない人が結構いらして、通夜の後で母や叔母に確認。 「えーっ、ウソー、老けたー」 連発です。 そう、私たちが知っている数十年前のあの人たちより、今のあの人たちは確実に老けているのです。 相手が 「マコちゃん?」 とこちらをしっかり認識しているので、余計に 「わからなくてすんまそん」 という気持ちでいっぱいになりました。 老けたのはお互い様なのに、すんまそん。
葬儀の日に、しっかりおさらいしました。

斎場から叔父の家に戻った後、母が仏壇の横に飾ってあった祖父の写真を見せてくれました。 当然セピア色の写真ですが、帽子をかぶりスーツでビシッと決めた、孫の私が言うのも何ですが、かなりの男前でした。
大正生まれだと思いますが (もしかしたら明治)、身長も180センチくらいあったそうです。 かっこいいー!
こりゃー、祖母は今頃ときめきまくりだわ。
2009年02月28日(土)   No.1734 (日記)

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