ボジョレー・ヌーボー、未だ開かず。
日曜日に見逃した 『坂の上の雲』 を、お昼の再放送で観ました。 「なーんか難しそうだなー」 と思ってあまり観る気がしていなかったのですが、意外と (と言っては失礼ですが) おもしろかったです。 このドラマって、毎年この時期に3年間に渡って放送されるとか? なんとなくですが、来年の今頃は今年観た内容をすっかり忘れているような気がします。 もしそこで 「集中再放送」 なんてのがあったら、3年間に渡って放送する意味もあまりないわけで、はてどうなるんでしょうか? とりあえず、次回も楽しみに観ることにします。
一昨日の晩、恩田陸さんの 『きのうの世界』 を読み終えました。 478ページ、19章に渡る長編小説。 第16章の途中まではすごくおもしろかったんですよ。 水曜日の夜、そこまで読んでスイマーに襲われて中断したので、木曜日 (一昨日) の夜、すごくわくわくしながら続きを読み始めたんです。 …が、それ以降は 「しょーもな、しょーもな」 というひとり言の連続でした。 何なの、一体? 終盤のこのしょうもなさは何なの!? 350ページ以上散々盛り上げておいて、残り100ページでズドーンッ!ですよ。 まいったな、ホント。ひどいわ、ホント。 個人的な感想ですが、恩田陸さんの小説は当たり外れの差がすごいんですよね。 おもしろい小説は本当に最後までおもしろいのですが、そうでないのは本当にそれなり、いや、それなり以下。 「意見には個人差があります」 のでご容赦を。 読むのに費やした時間を返してほしい、本当に。 ネタばれになるので伏字 (気になる方はドラッグしてください) にしますが、死んだ2人がどちらも自然死って、どーいうこと? 最終章なんて 「水無月橋の殺人事件」 なのに、「実は自然死でした、チャンチャン」 では納得できないよなーって感じです。 「これが恩田陸ワールドです」 と言い切られたらどうしようもありませんが、まぁ、本当に、ねぇ…。 短編・中編ならまだ我慢もできますが、長編だったのでどうも納得いきませんでした。 酷評ごめんねごめんねー。
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