ポスプリの用紙の調達と,トイレタンクの水漏れで胃を痛くした1週間が,ようやく終わります。 …水漏れの方はまだ終わってないけど。 あーっ,本当に落ち着かない1週間だったーっ。
そんな1週間の終わりに,サロンシネマに 『この世界の片隅に』 を観に行きました。 どう表現したら良いのか…。 しみじみとじわじわと心に染み渡るような映画でした。 当たり前のことだけど,戦時中も日々の暮らしがあって,お腹を抱えて大笑いするようなこともあったのだということを,改めて感じさせられました。 ずっと暗く辛いばかりだったわけではない。 …もちろんその方が多かったのだと思うけれど。 私だったら度重なる空襲に嫌気が差して,「もう嫌だーっ!」 と叫んでしまったかもしれないなー,と思いながら観ました。 現代の私たちはいつあの戦争が終わるかを知っているけれど,あの時代の人たちはいつ終わるとも知れない日々を送っていたのですよね。 自分だったら耐えられるだろうか。 すずさんも多くのものを失ってしまったけれど,幸せな日常が訪れていたら良いな…と思いました。 絶対に忘れられないことばかりだろうけど,お腹を抱えて大笑いできるようなことがあったら良いな。 本編を観ていてじわじわ涙が滲んできて,エンドロールになったのでハンカチをバッグにしまったのですが,最後の最後にリンさんの人生が映像で流れてきて,またじわじわ涙が滲んできました。 慌ててハンカチを取り出した。 この終わり方はずるい! 最後のワンカットの意味も大きかった気がします。 広島市内に向かう途中,大渋滞に巻き込まれて心が折れかけたのですが,諦めずにサロンシネマにたどり着いて良かったです。
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