さて,今度は何を交配しようか。
今日は引きこもり。 急に寒くなったので衣更えをしないといけないのですが,その気になれず…でまだ行っていません。 はて,明日は何を着よう? 悩むくらいなら,衣更えをしておけよ,って話ですが。 引きこもり + 野球中継がなかったので,本を読む時間がたっぷりありました。 まず,昨日読み始めた柏井壽さんの 『鴨川食堂ごちそう』 を読みました。 もう,シリーズ第8弾ですか。 今作も楽しく読み進めることができました。 相変わらず,「あのお店で食べたあの味」 ではなく極めて個人的な食を捜す話ばかりなので,「本当に見つかるのかしら…」 と思うのですが,これが見つかるんですねぇ〜。 「一口も口にしなかった」 というものもあるのですが,それでもきちんと納得できるのがすごい。 最後の話ではちょっとうるっときました。 食に対する感じ方,思い出って本当に人それぞれですね。 続きまして,下村敦史さんの 『ヴィクトリアン・ホテル』 を読みました。 おもしろかった。 5人の登場人物の群像劇のような話なのですが,途中から徐々に 「ん? これはタイムラグ? パラレルワールド? どうなってるの?」 と感じ始めて,決定的なワードが出てきた瞬間,「えっ? えーっ!?」 となりました。 待って待って,なんか頭の中が大混乱。 ずっと 「優しさがキーワードになっているお話なのね」 と思いながら読み進めていたのに,急に景色が一変した感じ。 もちろん,優しさがキーワードなのは間違いないと思うのですが,見えないところにすごい仕掛けが隠されていた。 確かにこれは二度読み必至。 この作品は,内容に関する情報を一切頭に入れない状態で読むことをおすすめします。 だから,感想もここまでっ。
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