以前 「映画のはしごは2本まで」 と決めたのに、また3本はしごしてしまいました。 無謀です。 疲れました。 前回は同じシアターで3本連続鑑賞したのですが、今回は3本とも違うシアターでの上映でした。 まず 10:30 からシネツイン2で 『めがね』 を鑑賞し、13:15 からシネツイン1で 『エディット・ピアフ 愛の讃歌』 を鑑賞。 そして少し時間が空いて、18:50 からサロンシネマ2で 『SAD VACATION サッド・ヴァケイション』 を鑑賞しました。 あと1本サロンシネマ1で何か観たら、グループ館完全制覇でした。 惜しかった、でも絶対無理。 以下、観た映画の感想を。 ネタバレもあるかもです。
『めがね』 『かもめ食堂』 の監督さんの映画。 『かもめ食堂』 がとてもおもしろかったのですごく期待していたのですが…、うぅむ。 特に何も起こらず、延々たそがれている映画でした。 タエコとヨモギの関係もわからずじまいだし、…ねぇ。 非常に申し訳ないのですが、途中、ほんの少しうとうとしてしまいました。 それくらい単調で何も起こらない映画でした。 メルシー体操のシーンでは、みんなで立ち上がって一緒に体操したくなりましたが、もちろんそのようなことが起きるはずもなく、観てるだけー。 何も考えたくない時に観るには、最適の映画だと思います。
『エディット・ピアフ 愛の讃歌』 この映画を観るまで、エディット・ピアフという人は、恋人を不慮の事故で亡くし、失意の中で 『愛の讃歌』 を歌い上げた悲劇のヒロインというイメージだったのですが、映画を観てそのイメージはがらりと変わってしまいました。 プロ意識のないわがままな酔っ払い、に変更。 恋人のマルセルは妻子持ちだったしなー、それって不倫だしなー。 ちょっとイメージが変わった。 ピアフのイメージはさておき映画の内容ですが、いろいろな時代が交錯して描かれているので、私としては非常にわかりづらいという印象でした。 晩年かと思いきや、突然子ども時代になったり、また晩年かと思ったら、全盛期っぽい時代になったり。 画面に 「1918年」 などと一応時代は示されるのですが、あまりにも前後するので、どの時代にピアフが全盛期だったのか、どの時代からだんだん落ちぶれていったのかなどがまったくわかりませんでした。 ステージで倒れるのも、病気なのか薬とアルコールのせいなのかわからなかったし (やはり後者か?)。 何度か繰り返し観たら、少しは理解できるのかもしれません。
『SAD VACATION サッド・ヴァケイション』 この日観た映画の中で、一番映画らしい映画だった気がします。 ストーリーはちょい重め。 テーマは、…何だったんだろう。 復讐? 母性? 家族? うぅむ、よくわかりません。 預かっている中国人の子どもと日本人の従業員が大量の血痕を残して連れ去られても 「もうあきらめろ」 と言い切ってしまうあたりや、自分の息子が妻の連れ子に殺されても 「健次 (殺した方) は悪くない」 と言い切ってしまうあたりは少し理解に苦しみましたが、世の中にはそういう人もいるのかもしれません。 映画は続きを予感させるような終わり方でしたが、実際どうなのでしょうか。 北九州三部作などと言われているので、実は終わりなのか? (過去二作は観ていません。) 朝一で観た 『めがね』 でたそがれた民宿の主人を演じていた光石研さんが、『SAD VACATION サッド・ヴァケイション』 ではチンピラのような人を演じていたのが印象的でした。 ギャップがすごすぎるぞ。
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