朝から扁桃腺が腫れてちと調子が悪かったのですが、どうしても観たかったので、仕事の後ダッシュで出かけてしまいました、上映最終日だったし。 『ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人』、久々のドキュメンタリー映画です。 30年かけてコツコツと現代アートの作品を集めたご夫婦のお話なのですが、その選ぶ基準がすごく良いんです。 1. 自分たちのお給料で買える値段であること。 2. 1LDK のアパートに収まるサイズであること。 決して無理をせず、身の丈にあったものを選ぶ。 これって、最高の贅沢のような気がします。 このお2人のすごいところは、収集した作品を売れば大金持ちになれるであろうに、その作品を美術館に寄贈したというところ。 そして、つましやかな年金生活。 なかなかできることじゃありません。 そしてすごく素敵だと思ったのが、お2人が今もラブラブだということ。 冒頭で、夫ハーブが若い女性と話しているのを見て、ドロシーが 「夫の隣にいる女性は誰?」 とちょっとやきもちめいたことを口にするのが可愛かった。 夫のハーブが、また可愛らしいんですよ。 すごく動物好きで、mac を買いに行ったお店でドロシーが店員さんから説明を受けている間、ずっと店内の水槽に釘付け。 無心に眺めている姿が本当に可愛らしかった。 奥さんのドロシーはしっかり者だし、だから合うんだろうなぁ…などと思ったりしました。 ほのぼのと 「心の豊かさ」 とか 「本当の幸せ」 なんてことを感じる映画でした。
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