2014年09月24日の日記

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『ケモノの城』
なんだか月曜日気分。

誉田哲也さんの 『ケモノの城』 を読みました。
なんとも言えない嫌な気持ちになる小説でした。 小説の中で行われていることがあまりに残虐で、普段どんな陰惨な表現でも割と平気で読み進める感受性の鈍い私が、読むのを止めたくなってしまうような小説でした。 大学の西図書館で借りた本ですが、スピンが出荷時の状態のままだったので、私より先に借りた人はもしかしたら中断したのかもしれません。
私は結末が知りたくて何とか我慢して読み進めたのですが、結末もあまりすっきりしたものではなく、中断しても後悔はなかった気がします。 まぁ、あれだけのことが起きていて、最後に救いがあるわけもありませんが。
作品の中に出てくるある女性と家族構成が似ている (両親と姉1人) ので、少しだけ自分と重ね合わせて読んでしまったのですが、これが本当に苦しかった。 父親、母親が酷い目に遭わされている場面で自分の両親のことを思い浮かべたら、心が苦しくなって本当に辛かった。 なので、途中からはあまり両親のことは思い浮かべずに読むようにしました。 でないと読み続けることができなかった。 重ね合わせたりするんじゃなかった。
私だったら、家族をあんな酷い目に遭わせるくらいなら、自分で命を絶ってすべてを終わらせると思います。 いや、そうしないとダメだ、絶対に。 自分の大切な人たちをあんなことに巻き込んだらダメだ。
想像したら泣きたいのにうまく泣けなくて、朝泣きたい気持ちが心に充満した状態で目が覚めました。 まぶたが重い。
最後の参考文献を見て、このような悲惨な事件が現実でも起きていたのだと知り、また暗い気持ちになりました。 こんな悲惨なことは小説の世界の中だけにしてほしい。
『ストロベリーナイト』 や 『ブルーマーダー』 がとても牧歌的に思えてくるくらい陰惨な小説でした。 次は思いっきり笑える楽しい本が読みたいです。 この暗い気持ちを早く忘れたい…。

思いっきり笑える小説が思い浮かばなかったので、とりあえず 『昨夜のカレー、明日のパン』 を読んだら、少し涙が出て気持ちが落ち着きました。
私は泣きたかったのかもしれません。
2014年09月24日(水)   No.4098 (本)

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