布団が干せたような干せなかったような微妙な天気。 こんな日に限って野焼きもしていないし、結局迷って干せなかったのだけれど。 市立中央図書館に予約していた本を取りに行ったのですが、それはちょっと横に置いておいて、大学の図書館で借りている湊かなえさんの 『豆の上で眠る』 を読みました。 どういう方向に話が進んでいくのかがまったく読めなくて、ほぼノンストップで読み進めていきました。 が、納得できる結末だったかと言うと、そうでもなく。 なんだかものすごくぼんやりした終わり方だったような気がします。 「これで終わり?」 みたいな感じで、全然すっきりしない。 あ、結局お母さんの病気は特に意味がなかったんですかね。 今の今まで忘れていたけど。 お祖母ちゃんがまあまあ常識的な人だったのが、結衣子にとってはせめてもの救いだったな、と思いました。 ところで、『エンドウ豆の上に寝たお姫さま』 っていろいろなバージョンがあるのでしょうか。 私が子どもの頃に読んだのは、「お嫁さんを探している王子様のお城に、ある嵐の夜2組のお姫様ご一行が宿を求めてやってきて、両方のお布団の下にえんどう豆を置いて次の朝感想を聞いたら、片方のお姫様だけ "眠れませんでした" と答えたので、"これは本当のお姫様だ" ということで王子様のお嫁さんにした」 というストーリーだったと思います。 この小説にあるような 「ボロボロの身なりをした少女が現れて…」 というのはあまり現実的ではない気がします。 あ、童話だから現実的でなくても良いのか。 でも、自分が読んだストーリーの方が好きです。 何はともあれ、気になっていた本を読むことができて、ちょっと満足しています。
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