むさしの銀むすびとビールで応援。
シネツインが10月末に閉館すると知り,最後にもう一度行きたいと思っていたのですが観たい映画がなかなか見つからず,ずっと行けないままになっていました。 「香港ノワールを上映してくれたら何度でも行くのに…」 と思ったのですが,シネツインは香港ノワールというよりフランス映画向き。 香港ノワールは鷹野橋時代のサロンシネマですね。 あの場末感が大好きだった。 さて,切羽詰まってきたこの時期に前から観たかった映画が上映されることがわかったので,ようやく行くことができました。 観た映画は 『最強のふたり』。 実は 『アメリ』 とどちらを観るかでずっと迷っていたのですが,『アメリ』 はどうも性に合わない気がして(観てもいないのに),『最強のふたり』 を選んだのです。 先月上映された 『汚れた血』 でも迷ったのですが,フランス映画はあまり性に合わない気がしてやめたのでした。 …上映前のアナウンスで気づいたのですが,この 『最強のふたり』 もフランス映画でした,てへっ。 『最強のふたり』 は最高の映画でした。 この映画を選んで正解。 大好きな映画がまた1本増えました。 思い出しても涙が出そう…。 ものすごく爽快で痛快な気分でシネツインを後にしました。 さようなら,シネツイン。
サロンシネマに続いてシネツインの閉館はさみしいことですが,建物の老朽化が理由であれば仕方がない。 シネツインで初めて観た映画は 『永遠の愛に生きて』 です。 サロンシネマで初めて観た映画 『日の名残り』 でアンソニー・ホプキンスにものすごく惹かれて,『永遠の愛に生きて』 の主演もアンソニー・ホプキンスだと知り,「おっ,これは!」 と観に行ったのです。 映画の内容は全然覚えていませんが,『シャーロック・ホームズ』 のTVシリーズでワトソン役を演じていた方が出ていたので,「あっ,ワトソン君!」 と思った記憶はあります。 あのアンソニー・ホプキンスが,まさかレクター博士だったとは…。 『羊たちの沈黙』 を後から観たので,びっくりんこでした。 ギャップがすごすぎる…。 シネツインも閉館すると,サロンシネマ系はあまり特色のない映画館になってしまう気がしますね。 さみしいことです。
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