あともう少しだったのに,惜しかった。
昨日,実家に帰る途中,豊栄図書館に寄りました。 これで市立図書館を全制覇! …って,大したことではないけど。 驚いたのが,無人のロビーに図書館の本が置いてあること。 「借りる人はカウンターまでお越しください」 みたいなことは書いてあるけど,悪い人が持って帰ったりしないのでしょうか? 「信頼関係がしっかりしているんだなー」 と感心しました。 黒瀬図書館なんて,館内にある本を勝手に持ち帰る人がいますからね,ぷんすか。 さて豊栄図書館ですが,とてもこじんまりとしていてちょっとビックリしました。 職員も年配の男性が1人いらっしゃるだけ。 「お昼休みはどうするのかしら? 『御用の方は奥に声をかけてください』 と掲示を出しておいたりするのかしら」 と変な心配をしてしまいました。 この職員の方もとても親切で,私が CD の棚を探してウロウロしていたら 「何かお探しですか?」 と声をかけてくださいました。 また,書庫の本をお願いしたら,「とても古い本ですけど,大丈夫ですか?」 と。 確かにものすごく傷んでいるので一瞬怯んだのですが,市立図書館にはこの1冊しかないので 「大丈夫です」 と答えたら,「ありがとうございます」 とお礼を言われました。 いやいや,それほどのことでは。 すごく感じの良い場所だったので,また行ってみようと思います。
豊栄図書館で太田裕美さんの 『GOLDEN☆BEST 太田裕美』 を借りました。 前から借りたいと思っていたのですが,最近特に 『木綿のハンカチーフ』 を聴きたくなっていたので借りに行った次第。 『木綿のハンカチーフ』 って,たぶん初めて聴いたのは幼稚園の頃なのですが,子ども心に 「悲しい歌」 という印象がありました。 子どもなので,「都会の絵の具に染まらないで帰って」 という歌詞に引きずられて,若い絵描きと女性の恋の歌だと思い込んでいたのですけどね。 それはさておき,都会の絵の具に染まってしまった男性に振られた可哀想な女性の歌だと思っていました。 でも,最近になって歌詞をよく読んでみて,その印象が180度変わりました(歌詞については,こちらをご参照ください)。 ここからは個人の意見です。 真剣に反論しないでください。 1番は良い,さみしい気持ちを押し隠して男性を送り出す,とても健気な女性です。 でも2番から,ちょっと 「ん?」 と思ったのです。 2番では,都会に行った男性が都会で流行りの指輪を送ってくれるのです,きっとコツコツお金を貯めて買ってくれたのでしょう。 3番では,男性がスーツを着た自分の写真を送ってくれるのです,きっと 「素敵ね」 と褒めてほしかったのでしょう。 でも女性は,どちらも 「いいえ」 と全否定。 凹むわ〜。 もしかしたら歌詞に書かれていないだけで,「素敵な指輪をありがとう」 「スーツも似合うわね」 と言ったのかもしれない…とも思いましたが,「いいえ」 と全否定しているということは,そんな褒め言葉は言っていない可能性大です。 心が折れますよ,それは。 そう考えると,4番の歌詞では 「心変わりの原因を作ったのは女性の方なのに,そんなことを一切匂わせず自分を悪者にした紳士」 に見えてくるのです。 その男性に対して,木綿のハンカチーフをねだる女性。 最後の優しさとして木綿のハンカチーフを送ったら,「いいえ,本当はタオルじゃないと足りないの」 と言い出しかねません。 怖いわー。 今日は本が読めなかったので,そんな妄想をしておりました。 歪んだ解釈をしましたが,名曲に変わりありません。 大好きな歌です。
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