たまに蕁麻疹みたいに痒くなる。
天気予報を見て，ベランダの洗濯物を部屋干し ＋ 除湿機にしないといけないかなぁ…と思っていたのですが，時折日射しが出ていたし，NHK のデータ放送の1時間毎の天気予報が好転していたので，そのままにして出かけました。 ちょっとドキドキした。
夏休み初日の今日は，まず黒瀬図書館に行きました。
ここでしばらく涼んでから移動するつもりだったのですが，なんとなくあまり長居をする気分にもなれず，特に読みたい本もなくで，30分くらい時間を潰して後にしました。 これでも頑張った方です。
続いて車を走らせて，安芸津図書館へ。 ここは2度目です。
ここに来た一番の目的は 『東京すみっこごはん 雷親父とオムライス』 を借りること。 でも前作の内容をすっかり忘れていて，だからと言って一度借りた本をもう一度借りるのもなんだかなーと思ったので（好きな本は何度も借りたりするけど），館内で前作を読みました。
はぁ〜，本当に驚くほど内容を忘れていた。 前作を読んだと思っていたのは夢ではないか？ とまで思いました。 たった1年前のことなのに，ひぃ〜。 でも，内容をすっかり忘れていたおかげで，楽しむことができました。 いやいや，本当に。
前作を読み終え，「涼んだし，洗濯物が気になるし，もういっか」 で帰ることにしました。 あ，もちろん 『東京すみっこごはん 雷親父とオムライス』 を借りました。
1階でお手洗いに行き，鏡の前で日焼け止めを塗りながら借りてきた CD を見て 「あれ？ もしかしてこれ，CD で持っていたかな？ いやいや，当時はまだ CD は出ていなかったから，LP だ」 などと考えていたら，個室から人が出てきた。
「こんにちは」 と声をかけられたので，「こんにちはー。 …はっ！！！」
「あら？ どこかで会ったことがありませんか？」 「あ，はい，広大で何度か…。」 中央図書館で何度も対応したことのあるユーザ（フェニックスさん）でした。 なんでこんなところで？
「今日からお休みなんでしょ？ 国際交流会館に行ったら休みだったんですよ」 「ええ，まぁ全学的なものですから…」 「中央図書館にも行ったら休みでガッカリしました」 「（私に言われても…）それは失礼しました。」
「今からここの図書館に行ってみます」 と言われたので一緒にお手洗いを出て，「私はもう終わりましたので」 と別れようとしたら，「ここの図書館はどうですか？」 と聞かれ，さらに 「何かおすすめの本はありませんか？」 ときた。
「おすすめって言われても好みを知らんし…」 と思っていたら，「この間小川洋子さんの……何でしたっけ？ 数式を読みました」 と言われたので，「あぁ，『博士の愛した数式』 ですね」 と返したら，「そうそう，何かおすすめの本はありませんか？」 と重ねてきた。
「小川洋子さんの後ねぇ…」 とちょっと考えて，無難そうな米澤穂信さんをおすすめしました。 でもおそらく読まれることはないと思います，何故なら名前が覚えられないみたいだったから。
「小川洋子さんの本を読んだ」 と言われたんだから，『人質の朗読会』 を薦めたら良かったかな，と後で思いました。 でも明らかに別の作家を求められていたしなぁ…。 まぁ，もう気にすまい。
まだ解放してくれなくて，「比較文学を研究しているんですけど，それに良い本はありました？」 と聞かれたので，「ごめんなさい，そういうことはわかりません」 で何とかお別れすることができました。 休みの日に勘弁してくださいな。 あ，でもおかげで今日が本当に休みだと実感することができました。 結果的にありがとうございました。
帰宅後，借りてきた 『東京すみっこごはん 雷親父とオムライス』 を読みました。
出会いがあれば別れもある。 …でもその間が短すぎやしないか？ 最初から薄々予想はしていましたが，早すぎるよー，もう少し味わわせてよー。
最後のお話では前から（数時間前に読んだばかりだが）気になっていた田上さんの家庭の事情を知ることができて，ちょっと安心しました。 あとミステリーの要素も少しあって（犯人と言うべき人物はわかりやすかったけど），楽しめました。 次作がすでに出ているようなのですが，市立図書館にはまだ入っていないようです。 私がこの人間関係を忘れてしまう前に入れてください。 でないと，また安芸津図書館に行かないといけなくなりますからー。
さて，1冊ではなんとなく物足りなかったので（トータルではすでに2冊読んでいるのですが），秋川滝美さんの 『居酒屋ぼったくり〈6〉』 を読みました。 こちらはブランクがあっても人間関係を思い出しやすいので，助かります。
毎度のことながらそれほど重いことが書かれていないので，するする読めて楽しい。 だからと言って，内容がないわけでもない。 このバランスが素晴らしいと思います。
ふふふ，実は 『居酒屋ぼったくり〈7〉』 もすでに手元にあるので，読むのが楽しみです。 ずっと予約が入っていてなかなか借りられなかったので，思う存分楽しみまーす。
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