ポスプリの予約が入る夢を見たような…。
実家でテレワーク。 Wi-Fiが使えるから実家でもテレワークができると思ったのですが,やはり階下とは言え,自分以外の人がいるという環境は,どうも落ち着きませんでした。 何より 「実家」 という環境が,どうも緊張感がなくていかんです。 天気が良かったので,「布団を干したいのか? もしかして,2階のベランダに布団を干したいのか?」 と気になるし,「仕事中だから,声をかけないで」 と言っていたにも関わらず,10時にコーヒーとケーキ(生協の冷凍の)を出してくれるし(受験生か?)。 お互いに気兼ねな気がするので,次回からは面倒でも西条に戻ることにします。
昨日読み始めた深緑野分さんの 『ベルリンは晴れているか』 を読み終わりました。 おもしろかったけれど,いろいろ考えさせられる小説でした。 主人公のアウグステはまだ17歳だというのに,想像を絶するような酷い体験ばかりしている。 しかもとても心が優しいので,悪い人に騙されるのではないかと心配になるのですが,芯がとても強い。 こんな時代でなかったら,どんな人生を送っていただろう…とついつい考えてしまいます。 幸せな人生を送らせてあげたいと,切に願います。 戦時下の物資不足の描写を読み,ふと先日知人から 「生協でえのきだけが抽選になっていて,外れた」 という話を聞いたことを思い出しました。 比較的安定供給されていそうなえのきだけが抽選って,一体どういう事態なんだ? そこまで異常な状況なのか? とうっすら不安になりました。 数量限定の超特売なら話は別ですが。 ユダヤ人の話も出てくるので,ふと 『アンネの日記』 のことを思い出し(すべて読んだわけではありませんが),「あれほどの長い期間潜伏生活を送った彼らの苦労に比べたら,今の私たちの状況なんて生ぬるいものではなかろうか?」 と思いました。 今月いっぱい我慢すれば改善するかもしれないんだから,もう少し頑張ろうよ。 アンネたちはまったく先が見えない状況でも,今の私たち以上に耐えていたのだから。 まったく外の様子が見えない,外の空気を吸うこともできない潜伏生活に比べたら,今私たちが置かれている状況なんて天国のようなものですよ,本当に。 閑話休題。 この小説にほっとする要素があるとしたら,泥棒のカフカの明るさですかね。 最後にアウグステに宛てて書かれた手紙を読んで,落ち込みそうな気持ちが少し救われました。 偶然ですが,最近読んだ本に2作連続で親切な泥棒が出てきた。 これで盗みさえしなければ良い人なのにね。
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