出かけるのが面倒になって,ひきこもりんこ。
読書が止まらない。 昨日読み始めたアーナルデュル・インドリダソンさんの 『厳寒の町』 を読み終わりました。 おもしろかった。 内容が重く暗いものなので,「おもしろかった」 という表現はおかしいかもしれませんが,他に表現が見つかりません。 殺害の理由が理不尽すぎて,やりきれないという気持ちもあります。 現実にもありそうだから,怖い。 ところで! 訳者あとがきを読んで,「あーっ!」 と思いました。 マリオン・ブリームのことなのですが,私は今まで全然気づいていなかった。 言われてみれば,そうだったかも。 過去4作を読み返す気にはなりませんが,そうだったのかもしれません。 …訳者が書いているのだから,絶対にそうですよね。 はぁ〜,手鏡ねぇ〜。 その部分を読んだ時はまったく引っかからなかったけれど,言われてみれば…という気もします。 どっちなんだろう…。 見方を変えて読み返してみるのも良いかもしれませんが,先に書いたように今はちょっとそんな気にはなりません。 あぁ〜,現在発行されているシリーズをすべて読んでしまった。 訳者あとがきによると,次の作品は 『凍てつく夜』 というタイトルみたい。 楽しみです。 期待しています。
続きまして,若竹七海さんの 『不穏な眠り』 を読みました。 勝手に長編だと思っていたのですが,短篇集でした。 おかげですいすい読めました。 安定のおもしろさ。 今回も嫌な人がたくさん出てきた。 生きている人間が一番怖い,と改めて感じました。 葉村晶がそういう人たちを引き寄せてしまうのか? 葉村晶の探偵としての勘が少し鈍っているような気がして,少し心配になりました。 体力が衰えてくる年齢でもあるし,これから先どうなるんだろう…。 安楽椅子探偵タイプではなく,足で情報を稼ぐタイプだからなぁ。 健康に留意して,もう少し頑張ってほしいものです。
まだまだいきます,米澤穂信さんの 『巴里マカロンの謎』 を読みました。 こちらも安定のおもしろさ。 表題作 『巴里マカロンの謎』 と 『紐育チーズケーキの謎』 は雑誌に掲載された時に読んでいたのですが,かなり時間が経っていたので新鮮な気持ちで楽しめました。 後者を読んだ時,小佐内さんの性格の悪さにうんざりしたことを思い出しました。 『伯林あげぱんの謎』 の伏線に,にやり。 そういうことだったか。 『花府シュークリームの謎』 では,小佐内さんが他人のために大活躍。 性格が悪いんだか良いんだか。 小鳩くんにもかなり助けられていましたけどね。 ところで,『○期限定』 という縛りはなくなったのかしら? その縛りがなくなったことでシリーズがまた長く続くのであれば,それはそれで良いように思います。 次は何年後…? 楽しみに待ちます。
図書館で借りている本が長編だけになったので,今日の読書はこれでおしまい。 楽しかった〜。
|