ヤクルト1000を飲み忘れないよう,気をつけなくては。
3連休最終日は引きこもり。 思う存分読書を楽しみました。 まず,昨夜読んだ本の話。 昨日日中読み始めた西條奈加さんの 『無花果の実のなるころに お蔦さんの神楽坂日記』 を,昨夜読み終わりました。 温かい短篇集でした。 主人公の望が精神的にどんどん成長していくさまに,目を細めながら読み進めました。 本当に短期間でずいぶん成長したなー,と思います。 たくましくなった。 続編が出ているようなので,望のさらなる成長を楽しみに読みたいと思います。 今日はまず,三浦しをんさんの 『木暮荘物語』 を読みました。 おもしろかった〜。 こういう群像劇が私は好きなんだな,と改めて思いました。 すごくおもしろいと思ったのが,木暮荘に住んでいる男性(と言っても1人しかいないのですが)は,「木暮荘がぼろすぎて,彼女ができても呼べない」 と思っているのに,女性の住人(2人)はそんなことを気にせず彼氏といちゃいちゃしているところ。 相当ぼろいらしい木暮荘を見ても引かない彼氏って良いな,とちょっと思いました。 その1人の住人男性に部屋を覗かれている女性が,その男性に 「ちょっとー,いるんでしょ?」 と声をかける場面では,思わず吹き出しました。 節穴を紙で塞がれているのに,いるんかい,と。 そして,話しかけるんかい,と。 そんな変な関係なのに,覗きをするようなどうしようもない男なのに,その女性の心情の吐露に誠実に答えるところが本当に良かった。 なんだよ,神埼(その男性),意外と良い奴じゃん,なんて思いながら読みました。 最後は木暮荘とはちょっと離れた話でしたが,そういう終わり方も良いな,と思いました。 心の底からほっこりできる読書でした。 続きまして,森沢明夫さんの 『癒し屋キリコの約束』 を読みました。 うーん…。 最初の話が私にはどうしようもなくつまらなくて,読み進めるかどうかをちょっと悩みました。 結局読み進めることにしたのですが,想像していたものとはかなり異なっていました。 「癒し屋?」 とずっと思いながら読んでいた。 読書にも相性ってありますね。 私には合わなかった,それだけです,はい。 年末に市立図書館で借りてきた本も,残り1冊になりました。 意外と読めましたね。
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