3.多面発現制御による休眠二次代謝産物の発掘(ゲノムマイニング)

 近年の次世代シークエンサー解析により、Streptomyces 属放線菌は1菌株当たり30種類以上の二次代謝生合成遺伝子クラスターを有していることが明らかとなってきている。しかし、通常の培養条件では1−2割程度しか生産が認められていない。すなわち、8割以上の二次代謝産物が「ゲノム中に眠っている」状態である。

 我々が研究題材としているS. rochei 7434AN4株でも30種類以上の二次代謝遺伝子の存在が示唆されたが、通常培養ではランカサイジン・ランカマイシンの2つの抗生物質生産のみ見出される。我々は、前述の制御遺伝子変異に加え、生合成代謝遺伝子の合理的改変を組み合わせ、様々な休眠二次代謝の覚醒 (いわゆる「ゲノムマイニング」) を試みている。

 さらに興味深い化学構造をもつ二次代謝産物に関しては、生産菌のゲノム解析も含め、精力的に生合成マシナリーの解析も進めている(研究課題1を参照)。

 

     代謝経路の合理的改変による休眠二次代謝物質の発掘(ゲノムマイニング)

[Top page] [Research topic 1 2 3 4] [Member] [Publication] [Photo] [Go to 5-lab top page]

[English page]