●第二講  ネットワークの問題点

◆ネットワークの意識

警察庁の調査(1986.12「コンピュータ関連の不正行為等に関する意識調査結果概要」  コンピュータに関わっている社会人やそうなると予想される学生など1548人の回答者のモラルの意識)

 「給与や人事ファイルなどの個人データを意図的に書き換える」

            「別にかまわない」        87
            「場合によっては許されると思う」 107
            「絶対許されない」       1305
 「アクセス権限を与えられていないコンピュータ・システムにID番号などを想像して 電気通信回線を通じてアクセスする」
            「別にかまわない」        107
            「場合によっては許されると思う」 174
            「絶対許されない」       1210
 「勤務先(学校)のシステムに入っている他人のファイルの内容をのぞき見る」
            「別にかまわない」        123
            「場合によっては許されると思う」 888
            「絶対許されない」        487

これらを眺めるだけでも、コンピュータの世界で働くモラルの意識と現実の世界のそれとの間にギャップがあることが見て取れる。これは、ちょうど電話のダイヤルQ2やパーティラインなどで仮面の世界が開かれやすいのと似ていよう。コンピュータの世界も対面的な世界ではない。

◆コンピュータの世界は、通常の世界とはいくつかの点で 異なっている。しばしばこのことを明確にするために、NetizenのNetiquetteという表現を使用する。

   Citizen     Netizen
   Etiquette    Netiquette
   Ethics      Computer Ethics

◆わいせつ問題

   チャイルド・ポルノ

●What Constitutes Computer Crime?
●FEDERAL BUREAU OF INVESTIGATION ・コンピュータ犯罪
●The FBI's "Ten Most Wanted Fugitives