週間スケジュール



広島大学病院総合診療科での活動内容

 広島大学付属病院総合診療科は「頭が痛い」・「おなかが痛い」といった不定愁訴を持った患者様に対応し、問診を行うという新たな形で薬剤師が治療に関わる研修活動を行いました。
 私たちは、この活動と並行して、総合診療科で作成されている新規患者のデータベースを利用して、薬学生の教育に生かせる教材の作成に取り組んでいます。 薬学教育6年制導入の理由の一つに、臨床現場で活躍できる薬剤師の育成が謳われています。 しかし、教育現場には患者のいきたデータがほとんど存在しません。 また、4年時の病院実習でも臨床教育は十分でないと言われている現状があります。 そんな中、このデータベースは限られた情報から患者様の状態を把握するためのトレーニング教材になり得ると考えました。 データベースには、患者様の基本情報、主訴、既往歴、家族歴、現病歴、検査結果、病名 (診断がついた患者様に限り)、投薬などが記されています。 診察の過程が細かく記されているわけではありません。 この状況は、調剤薬局の薬剤師が処方箋一枚と患者様から得られる情報をもとに患者様の状態を推測する状況と類似しています。 また、患者様の状態を推測することは服薬指導、病棟活動などの業務を行う病院薬剤師にも必要になってくることです。



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