ALMA電波望遠鏡 落成記念式典

 ALMA電波望遠鏡は、チリ北部のアンデス山脈中ににあるアタカマ高原(標高約5000m)に、国際共同プロジェクトとして建設された、沢山の大パラボラからなる電波望遠鏡群です。沢山のパラボラアンテナをコンピュータ制御することによって、一つの望遠鏡として機能させ、数ミリかそれ以下の波長の電磁波を使って、天体の観測をしようとするものです。この建設にあたっては、日本の研究者と関連企業が重要な役割を果たしました。

 ALMAは Atacama Large Millimeter/submillimeter Array の略で、和訳は アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計 となります。

 私はこのALMA電波望遠鏡の建設途中から、ぜひ一度見学してみたいものだと思っていました。

 2013年になって遂にALMA電波望遠鏡はほぼ完成し、2013年3月13日に、アタカマ高原にあるサイトで、落成記念式典が行われることになりました。

 私はたまたま自然科学研究機構経営協議会メンバーであった関係で、この式典に招待され、はるばるチリまで出かけました。