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診療について

主として糖尿病、内分泌疾患、および脂質異常症患者の診断と治療を行っています。

当科には600名を越える糖尿病患者が定期的に通院しています。最近の傾向として、インスリン治療症例(約250例)と様々な合併症を有している症例の増加が挙げられます。1年間の糖尿病入院患者数は約100名ですが、いわゆる教育入院よりも、糖尿病合併症や併存症の治療目的で入院する割合が高くなっています。最近では、持続血糖モニター(CGM: continuous glucose monitoring)機器に加えて、インスリンポンプを組み合わせたセンサー補助型インスリンポンプ療法(SAP: sensor augumented pump)を導入し、糖尿病患者のより良い治療法の選択や評価に反映させる取り組みを始めました。
日本糖尿病協会の支部である広島県糖尿病協会、および患者友の会「広島健康糖友会」の事務局が当科に置かれ、年4回の講演会「糖尿病教室」およびウォークラリーを通じて糖尿病の啓発、患者教育に努めています。
広島県糖尿病協会・広島健康糖友会について、詳しくはこちらのホームページをご覧ください。


「歩いて学ぶウォークラリー 2016年10月 広島市中央公園」

内分泌疾患では、下垂体、甲状腺、副腎、副甲状腺疾患の紹介患者の診療に力を入れています。特に、原発性アルドステロン症や副腎腫瘍精査目的で紹介される患者数は、それぞれ年間150例および50例程度にのぼり、個々の患者さんに合わせた最適な治療法決定に取り組んでいます。

毎週内分泌カンファレンスと糖尿病チームカンファレンスを行っています。

受診を希望される患者さんはこちらもご覧ください。

研究について

疫学研究 在米日系人医学調査「ハワイ・ロサンゼルス・広島スタディ」

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日系米人は日本から米国に移住したその瞬間から突如米国式の生活習慣に曝されており、日本に在住する日本人のいわば近未来像と言えます。我々は、1970年から長期に亘り、ハワイやロサンゼルス在住の日系米人を対象とした医学調査を継続して行っています。遺伝素因は純粋な日本人でありながら米国式の生活習慣である日系米人と、同時期の広島在住日本人の調査成績とを比較分析することにより、生活習慣の欧米化という環境要因の変化が日本人の疾病構造に与える影響について報告しています。

日経米人医学調査を受診された方の検診結果の研究利用についてのお知らせ日経米人医学調査を受診された方の検診結果の研究利用についてのお知らせ

副腎腫瘍に関する研究

副腎腫瘍におけるアルドステロンやコルチゾールの合成機構を同定することにより、原発性アルドステロン症やクッシング症候群の病因および病態解明を目指した臨床・基礎研究を行っています。さらに、それらの結果から得られた知見をもとに、副腎皮質ホルモン合成を制御する新規創薬を行い、臨床に役立てることを計画しています。

褐色脂肪細胞と全身の代謝に関する研究

褐色脂肪細胞の分化や機能制御に関する研究を細胞実験や動物モデルを用いて行っています。また、褐色細胞腫や甲状腺機能亢進症といった病態を詳細に検討することで褐色脂肪細胞が全身の代謝に与える影響につき理解を深め、将来的には肥満や糖尿病といった様々な代謝疾患の治療に褐色脂肪細胞を役立てることを計画しています。

IoTやICTを活用した糖尿病遠隔医療

広島県の糖尿病医療過疎(糖尿病専門医不在)地域のかかりつけ医療機関に通院する糖尿病患者に対して、IoTやICTを活用したネットワークシステムを構築し、広島大学「ひろしまDMステーション」から生活習慣の遠隔介入(食事や運動の遠隔指導)を行う研究を推進しています。非専門医の糖尿病治療を補完し、県内全域に質の高い均一化した糖尿病医療を提供することを目的としています。

直近の論文業績等については、最近の学術業績・賞などのページをご覧ください。