令和4年度大学院『量子化学』講義

開講日: 3ターム・水曜3-4時限および木曜3-4時限 (クォーター開講,2単位)

目標: 分子の電子構造はいくつかの近似法の下で議論される。多粒子系で最も重要な方法は自己無撞着場(つじつまの合う場,SCF)の手法を用いるものである。分子を光のような電磁場に置くときには時間を含む摂動論で扱う必要がある。本講義の半分では時間を含む量子力学の基本形式を,特に光の吸収を意識して述べる。

テキスト:
G. C. Schatz and M. A. Ratner, "Quantum Mechanics in Chemistry," Dover Publications (2002).
参考書:
・P. Atkins and R. Friedman, "Molecular Quantum Mechanics, 5th Ed.," Oxford Univ. Press (2011).
・M. D. Fayer, "Elements of Quantum Mechanics," Oxford Univ. Press (2001).

シラバスはこちら。学生情報システム「もみじ」でも確認できます。

授業内容: 岡田が分担する範囲の講義項目を示します。

1  Orientation and introduction
2  Successive approximation
3  The Dyson time-ordering operator
4  Representations in quantum mechanics
5  The Landau-Zener transition
6  Fermi's golden rule
7  Absorption and emission of light
8  Summary

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