当研究室を希望する方へ(齋藤が紹介します)

当研究室は,2005年にできた新しい研究室です。レーザーを使った広い意味でのナノサイエンスを化学と物理の境界領域で展開しています。
昨年,運よく大型のプロジェクト研究に採択され,レーザーや電子顕微鏡などの設備が整いました。また実験室も拡がりました。
2006年から新しい装置を新しい実験室で使えるようになり,新しい結果が出始めています。

新4年生は初めての研究生活を,これからM1&D1に進む学生は新たな環境の当研究室(理学部化学科,理学研究科化学専攻・光機能化学研究G)で一緒にサイエンスをしませんか?
学内外から大学院生を広く募集しています。やる気があれば専門は問いません。

・ 物理化学も好きだけど,物質・材料も作ってみたい
・ レーザーやレーザーを使った研究に興味がある
・ 電子顕微鏡で物質をみてみたい
・ 頭も体も動かしたい
・ チャレンジ精神がある
・ 将来の職業に研究者を考えている
・ ナノ物質,ナノ材料に興味がある
・ 超臨界流体に興味がある
・ 物質や現象に関する,なぜ?どうして?が知りたい
・ ものづくり(工作,装置開発など)が好き,やってみたい
・ 大学院に進学してサイエンスを拡げたい・深めたい
・ 自分の名前が入った書物が後世に残ると素朴にうれしい
・ 物理化学での式の導出の得て不得手はおいておくとして,物理化学に惹かれる
・ 楽観的である

何個あてはまりましたか?
興味をもった人,複数あてはまった人へ ⇒ 研究室内にある電子顕微鏡やレーザーなど様々な装置を見に来てください。

日常的な行事は?
時間を調整し,週に2回は皆で集まり2-3時間勉強会をしています。この勉強会では,上っ面をとらえるのではなく,中身すなわち背景にあるフィジックスを「理解すること」にエネルギーをつぎ込みます。
内容は大別すると以下の二つになります。

1. 研究の進捗状況:2週間から1ヶ月間に行った進捗状況を発表します(全員参加,教員も発表のシフトに入る)。
  発表では,プレゼンテーション能力,質疑応答能力などが訓練され,また理解度が確認されます。疑問点は皆で考え議論していると,すぐ1-2時間がたってしまいます。
  この時,“新しいサイエンスの芽”が出ることが少なくありません。

2. 雑誌会:世界中で行われている最近の研究動向を知ること,それらの結果を自分達の研究へフィードバックさせること,サイエンスに必要不可欠な英語に慣れ親しむこと。
  以上を実践するために,英語で書かれた学術雑誌の論文紹介を行っています(全員参加,教員も発表のシフトに入る)。

その他,基本の「き」(研究に関連する基本事項の説明・紹介),本の輪読,物理化学演習なども状況に応じて行ってきました。
以上のような方法で10年近くやってきましたが,学生の進歩は著しく,研究室に入ってきた時はよちよち歩きでも1年〜2年後の成長ぶりには本当に驚くばかりです。
また,現在留学生が1名いるため,議論・発表・質問はたまに英語になります。これも皆の勉強になっています。

それ以外の時間は?
勉強会以外の時間は,マシンタイム時に実験を行い,それ以外は実験結果の解析,実験の準備,勉強会の準備,講義,論文執筆,工作や実験装置の改良・改造,文献検索,休憩など,
各自のペースで計画・実行します。
なお当研究室では,実験・勉強・ディスカッションの三本柱を同じくらい大切に考えています。

イベント
研究室の人数も増えてきたため(2006年10月5人→2014年現在7人),昨年は景色のよいところでシーサイドセミナー合宿を行いました。
また広島には沢山スキー場があることを知り,スキーを楽しんでいます。と味をしめスキーや研究室旅行もしたいと思っています。
去年は秋に研究室の皆と月見酒(BBQと秋刀魚の塩焼き・豚汁),年末にはお手製の美酒鍋(酒都・西条の郷土料理)を楽しみました。

質問など
知りたいことや聞きたいことがあったら,居室J201(齋藤),J202(加治屋,学生)に行くと誰かが相手してくれます。