博士の書院 |
ここはDr.ウエノの書院。飲みかけたまま冷めた珈琲や、読みかけの雑誌などが放置してあるけど、あまり気にしないように。
がん細胞の無限増殖にはテロメア維持が必須であるため、がん細胞のテロメア維持を阻害する薬剤は新しい抗がん剤として期待されている。しかし、そのような薬を開発するには、テロメアでどのような蛋白質がどのように機能するのかを明らかにする必要がある。そこで、上野研究室では分裂酵母を用いてテロメア維持機構の解析を行なっている。テロメアの維持にどのような蛋白質がどのように関与しているのかがわかれば、その知識を利用してテロメアをターゲットにした新しいがん治療法の開発に応用できる。さらにテロメアの利点を利用して、上野研独自の切り口で、DNA修復や染色体分配機構の解明研究も行っている。DNA修復や染色体分配は抗がん剤の標的と成り得ると考えられている。そこで、DNA修復や染色体分配機構の研究で得られた知見を利用して、新しい抗がん剤候補をスクリーニングする新しい方法の開発にも取り組んで切る。当研究室では、広島大学内外からの修士課程、博士課程の学生も随時募集しています。上野 勝 (広島大学准教授)
准教授:上野 勝 (Masaru Ueno)(45) |
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