博士の書院 

ここはDr.ウエノの書院。飲みかけたまま冷めた珈琲や、読みかけの雑誌などが放置してあるけど、あまり気にしないように。


メッセージ

がん細胞の無限増殖にはテロメア維持が必須であるため、がん細胞のテロメア維持を阻害する薬剤は新しい抗がん剤として期待されている。しかし、そのような薬を開発するには、テロメアでどのような蛋白質がどのように機能するのかを明らかにする必要がある。そこで、上野研究室では分裂酵母を用いてテロメア維持機構の解析を行なっている。テロメアの維持にどのような蛋白質がどのように関与しているのかがわかれば、その知識を利用してテロメアをターゲットにした新しいがん治療法の開発に応用できる。さらにテロメアの利点を利用して、上野研独自の切り口で、DNA修復や染色体分配機構の解明研究も行っている。DNA修復や染色体分配は抗がん剤の標的と成り得ると考えられている。そこで、DNA修復や染色体分配機構の研究で得られた知見を利用して、新しい抗がん剤候補をスクリーニングする新しい方法の開発にも取り組んで切る。当研究室では、広島大学内外からの修士課程、博士課程の学生も随時募集しています。上野 勝 (広島大学准教授)


准教授:上野 勝 (Masaru Ueno)(45)

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・ヒト科
 発現日:  12月11日  
出身: 大阪府 堺市 嫌物:  漢字
血液型: B型 好物:  ひらがな
趣味:  サッカー、映画鑑賞
 一言:  いい研究をしたい。
E-mail: scmueno@hiroshima-u.ac.jp
☆ 略歴 ☆
昭和61年3月  大阪府立三国丘高校卒業
昭和61年4月 大阪府立大学工学部応用化学科入学
平成2年3月 同                卒業
平成2年4月 大阪府立大学大学院工学研究科応用化学専攻博士前期課程入学
平成4年3月 同                修了
平成4年4月  京都大学大学院工学研究科合成化学専攻博士後期課程入学
平成4年9月  同                退学
平成4年10月  京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科機能科学専攻
博士後期課程編入学
平成7年3月 同                修了
平成7年3月   博士(学術)取得 (DNA-タンパク質の相互作用の解析)
平成7年4日 
〜 平成9年3月 
 米国マサチューセッツ工科大学 ホワイトヘッド研究所
  Peter S. Kim 研究室に、ポストドクトラルフェローとして留学
 (コイルドコイルタンパク質の選択的2量体形成機構の研究)。
平成9年4月 
〜 平成17年3月 
 静岡大学理学部化学科助手
平成17年4月 
〜 平成17年7月 
 静岡大学理学部化学科助教授
平成17年8月 
〜 現在
 広島大学大学院先端物質科学研究科分子生命機能化学専攻助教授
平成6年4月 
〜 平成9年1月
 日本学術振興会 特別研究員