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広島大学大学院医歯薬保健学研究科(医)医学講座 精神神経医科学です。

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(1)脳科学研究推進戦略プログラム(脳プロ)H23~H27

 うつ病患者の臨床症候評価、治療反応性、脳画像解析、血中バイオマーカー測定などを行い、これらのImaging genomics解析により、うつ病症候に関連する神経回路ー分子病態を検索するとともに、うつ病症候モデル動物においても解析を行います。 これらのデータを用いて神経回路モデル解析を行うことにより、うつ病の神経回路ー分子病態を解明します。
 次にうつ病患者から得られた臨床データと神経回路モデル解析結果に関する多次元的データを、学習アルゴリズムを用いた機械学習的手法によりパターン解析を行い、脳科学に基づく新規診断法及び治療反応性予測法の開発を行います。
 さらに、うつ病症候の神経回路ー分子病態解明の結果に基づいて、脳神経回路ダイナミクス解析を行い、Neurofeedbackによる新規治療法の開発を試みます。








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(2)こころのストレス脆弱性克服のための医学・脳科学・教育学連携プロジェクト

目的
社会問題であるストレス性精神疾患の発症に関与するストレス脆弱性の脳内機構・分子基盤を解明し、早期診断法、根本的治療法を開発するとともに、医学、脳科学、教育学のトランスレーショナル研究
取組内容の概要
1)健常人(ストレス脆弱群、健康対照群、患者を対象とした脳機能解析研究:MRIを用いた脳機能画像解析を中心に、うつ病、不安障害などの発症基盤となるストレス脆弱性の脳内機構及び健常人におけるストレス適応機構を解明する。
2)モデル動物、生体試料を用いたゲノム・エピゲノム解析研究:次世代シークエンサーなどを用いたゲノム・エピゲノム解析により、ストレス性精神疾患の病態及びストレス脆弱性の分子基盤を解明し、早期診断法、根本的治療法の開発を行う。
3)モデル動物の開発とその分子病態の解明:ストレス性精神疾患モデル動物を作製し、遺伝子発現解析などによってストレス脆弱性の分子病態を解明し、その早期診断法、根本的治療法の開発へと展開する。
4)脳科学的根拠に基づくストレス脆弱性克服プログラムの開発:学校教育において実施可能な教育プログラムを教育学研究科、総合科学研究科と、医療の現場において実施可能な治療プログラムを保健学研究科との共同で作成する。

(3)CREST研究 H20~H25

 MRIを用いた脳画像解析法によりBDNF機能障害仮説に基づいた難治性うつ病の病態解明と血中proBDNF測定と画像診断法を組み合わせた新規診断法の開発を目的とする。
 平成23年度は基礎的検討として、S/N比の向上した3TのMRIを用いた構造画像および安静時脳機能の測定手法を確立した。また、うつ病で重要とされる複数の脳領域に対応した脳賦活課題の作成し、海馬の脳活動が頑健に計測できることを発表した。さらに、同様の課題を用いた機能的脳画像研究をうつ病患者を対象として行い、その結果の一部を国際学会で発表した。これらの検討を踏まえ、今後は、うつ病を対象としてBDNF、proBDNF測定するととに多次元の脳画像解析を行い、両データの関連性を検証する。


(4)新学術領域研究 H23~H27

精神機能の自己制御にもとづく思春期の自己形成支援学
 
人間は、進化過程で発達した前頭前野を活用して自我機能を成立(自己像を形成)させ、自分自身の精神機能さらには脳機能を自己制御する、「精神機能の自己制御性」を持っています。思春期にこの自己制御機能を用いて、自己を形成し、発展します。
 思春期とは、社会環境に適応した自己を形成するための極めて重要なライフステージであり、ここでの発達の歪みは現代の若年層に見出される深刻なこころの問題や社会病理に多大な影響を及ぼすことがわかっています。
 新学術領域研究では、人間における自己制御精神の成立、思春期における発達過程を個人・集団レベルで解明し、分子から社会までの統合的・学際的アプローチによって思春期における自己制御精神の形成支援を目指す、新たな人間科学を確立します。

 新学術領域研究は東京大学の笠井清登先生を中心として様々な大学が一緒に研究を行っています。広島大学では、分担研究として主に大学生を対象としたうつ病予防に関する研究を行っています。  大学生は入学に伴う環境の変化や在学中に様々なライフイベントを経験する時期であり、在学中に精神的な不調を訴える学生が近年増えてきています。思春期、青年期にうつ病を経験すると慢性的な経過をたどり、対人関係の困難や、学業成績の低下、薬物乱用や自殺率の増加などの否定的な結果にいたることが多く報告されています。加えて、早期にうつ病を発症すると、後にうつ病を再発する確率が高まると言われています。  そこで、われわれは、大学生を縦断的に追跡し、大学生のうつ病の発症率やリスクファクターについて検討を行い、うつ病発症リスクの高い大学生を対象として認知行動療法を実施し、うつ病発症の予防効果を明らかにしようとしています。



文部科学省 科学研究費補助金 新学術領域研究「精神機能の自己制御理解にもとづく思春期の人間形成支援学」 
http://npsy.umin.jp/amsr/index.html


(4)抗うつ薬の最適使用戦略を確立するための多施設共同無作為比較試験() H24~H27

 日本発の医師主導型臨床試験として有数の規模である2000例を目標とした、うつ病治療戦略の実践的メガトライアルです

古川壽亮先生(京都大学大学院医学研究科健康増進・行動学分野)の主導にて全国規模で進められている研究ですが、 広島大学もその地域センター(拠点)の1つとして、広島市近郊のクリニックのご協力を得ながら実施しています。

現在、うつ病の治療の中心は抗うつ剤(特にSSRI、SNRI、NaSSAなどの新規抗うつ薬)です。しかし、

  1. ファーストライン:有効域の上限(あるいは下限)まで投与するのか?
  2. セカンドライン:変薬?増強?それをいつから考える?

   といった臨床疑問に対して、十分な実践的エビデンスは得られていません。

そこで、では、

  1. ファーストライン治療薬の目標用量(sertraline 50mg/日 vs. 100mg/日)
  2. 3週後の時点での戦略(mirtazapineへ変薬 vs. sertraline継続 vs. 両者の併用)

   を比較したRCT(randomized controlled trial)を行い、それぞれの優劣(効果および受容性)を明らかにしようとしています。


 Project ホームページ http://ebmh.med.kyoto-u.ac.jp/sund/index.html

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